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ある日の事だ。
俺と柚季は映画館に来ていた。
館内には足を踏み入れていない。入口で揉めていた。
原因はどの映画を見るか、だった。
俺は萌え萌えな美少女達がまったりと過ごす日常を描いたアニメ映画を見たい。
柚季はアメリカンなマッチョヒーローが飛んだり跳ねたり殴ったりするアクション映画を見たがっている。
両者一歩も引かず、膠着状態だ。
仕方ない、ここは兄である俺が何とかすべきだろう。
「よし、わかった」
「分かってくれたの? お兄ちゃん!」
「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」
*
いまいち座り心地のよろしくない椅子に掛けて、俺は萌え萌えなアニメ映画を見ている。
隣の柚季は顔を真っ赤にして俯いている。
映画の鑑賞について、どちらの意見を採用するか、決まりそうになかったので、俺は洗脳魔法を使った。
最初から最後まで、譲るなんて選択肢はなかった。
単に俺が見たい映画を見せる為に洗脳するのは、あまりにも酷いと思ったので、柚季にはまったく別の映像を見せている。
俺の目には萌えアニメ、柚季の目には、自身のオナニーが映っている。
目を閉じたり、出て行ったりしないのは、それをすると大勢の観客の前で実演しなくてはならないと、魔法で思い込ませているからだった。
「萌え~……!!」
アニメのキャラクターの笑顔に思わず感嘆の言葉がもれた。
柚季が俺の手の甲を抓った。
そうか、柚季のオナニー姿で俺が萌えている様に映るのか。
面倒臭いな。俺は萌えアニメに集中したいんだよ。
二次元と三次元は別腹だ。
柚季の目に映る映像を更に過激に、音量を大きくしてやった。
ついでに、観客の男達がスクリーンに映る柚季をオカズにオナニーを始める映像も加えてやった。
柚季の見る世界では、大画面、大音量で自身のオナニー動画が放映され、隣に座る男がちんぽ丸出しでハァハァ言ってるのだ。
これで少しは大人しくなっただろうか、と視線を一瞬横に向ける。
柚季は太ももをすり合わせて、もじもじとしていた。
なんだ、興奮してるみたいだな。良かった良かった。
これで俺もアニメに集中出来る。
俺の思惑通り、柚季は大人しくなった。
やがて、萌え萌えしている内に、映画が終わりを告げる。
内容はほとんど無いに等しいが、可愛かった。
「いやぁ、萌えた萌えた。……柚季?」
「お兄……ちゃん……」
赤く染まった頬に、潤んだ瞳、どことなく熱っぽい吐息。
柚季は切羽詰った様子だった。
肩を抱き寄せ、俺はテレポートで家まで飛んだ。
(テレポートとは、ある空間から別の空間へ一瞬で移動出来る便利な魔法だよ!)
見慣れた我が家の景色に囲まれると同時に、柚季が俺へと口づけした。
「お兄ちゃん、ハァ……ハァ……お兄ちゃん、エッチ、エッチしよ? ね?」
妹は発情しきっていた。
俺としてはもう少し萌えアニメの余韻に浸っていたかったが、この状態で放置するのは可哀想だ。
少々気乗りしないが、柚季のパンツを下げた。
愛液がねっとりと糸引き、雌の匂いがムワッとこみ上げてきた。
「なんだよ、オナニー見られて興奮したのか?」
「だって……!」
柚季が子供っぽく頬を膨らませた。
そんな事したって、股間に現れた女の証は誤魔化せはしないぜ。
指でその蜜をすくい取る。
ねっとりと絡み付く、とても濃い、欲情の証だった。
「これは何だ? 柚季。正直に白状すれば、お前の欲しい物をやるぞ?」
親指と中指の間で、ねちゃねちゃと愛液を糸引かせる。
もちろん柚季に見せ付けるようにだ。
柚季は赤らめた顔を逸らした。
欲望と理性の間で苦しんでいるのか、小さく唸っている。
兄として背中を押してやろうではないか。
柚季の小ぶりな尻を軽く揉みながら、耳元で囁く。
「言えよ。欲しいんだろ? これが」
情欲に身を焦がし、雄を待ち構える姿に、俺のちんぽもすっかり勃起していた。
それを柚季の腿に押し当てた。
深く熱い吐息をゆっくり吐いた後、柚季は堕ちた。
「しっ、知らないおじさん達に、お兄ちゃんの事を想いながらおまんこいじってる姿を見られて興奮しましたっ!」
余程恥ずかしかったのか、早口だった。
俺は、余裕たっぷりにこう返した。
「それで?」
「言った! 言ったからっ! おちんちん! お兄ちゃんのおちんちん、柚季にください!!」
柚季は返事を待たずに、俺のベルトへ手を伸ばした。
相当溜まっていたようだ。
公の場である映画館に居ては、自分で慰める事も出来なかったのだろう。
だが、ここで柚季の勝手を許す訳にはいかなかった。
妹の躾は兄の役目。
柚季の腕を取り、ソファへと力任せに転がした。
腰を軽く持ち上げ、尻へ平手を食らわせた。
「柚季。ちんぽが欲しい時はどうしろと教えた?」
柚季はまんこを捧げる様に、尻を突き出し、言った。
「お兄ちゃんのおちんちん、柚季のおまんこに入れてください! お願いします!」
もう少し淫語の含有率が高ければなお良かったが、合格点はくれてやろう。
俺はズボンを脱ぎ捨て、我慢汁滴るちんぽを取り出した。
「あぁっ、あぁぁぁっ、あっ、ありがとうございます!」
喘ぎ声を上げ、きちんと礼を言った柚季の態度に、俺は気を良くした。
軽く腰を前後させると、柚季はうっとりとした嬌声を漏らした。
「どうだ? 待ちに待ったちんぽは」
「お兄ちゃんのおちんちん、気持ち良いっ」
「そうかそうか。柚季のおまんこも気持良いぞ」
まるで馬鹿ップルの様な会話をしながら、俺はゆっくりと腰を振る。
ぬちゃぬちゃと音が鳴り、柚季のまんこからはとめどなく愛液があふれ出た。
「もっと激しくても良いよ……?」
柚季がそう言った瞬間、俺は尻を全力で引っぱたいた。
振動が膣内のちんぽまで響いた。
「良いよじゃねぇだろ。柚季がそうして欲しいんだろうが!!」
まんこがきゅっと締まった。
柚季は観念したように、喘ぎ混じりに言った。
「そうなの! 柚季、お兄ちゃんに乱暴に犯されたい! セックスの道具みたいに乱暴に扱って!」
「この変態妹がっ!!」
俺は柚季の腰をがっしりと掴み、全力で腰を振った。
何度も何度も、ちんぽをまんこの最奥まで貫いた。
すぐに限界がやって来た。
映画館での出来事で、柚季のまんこは、すでに仕上がっていた。
いくら俺と言えども、全力ピストンを長時間続けるのは、不可能だった。
「ぐっ、出そうだ……! 抜くぞ!!」
「えっ。ええっ!?」
宣言どおり、ちんぽを引き抜くと、俺はソファに腰かけた。
「柚季は俺が気持ち良くなる為の道具だろ? ちんぽしゃぶりながら、自分でイケよ」
やり過ぎているかも知れない。一瞬そう思ったが、柚季は薄笑いを浮かべた。
変態心をくすぐられた様だった。
柚季が、ひざまずき、ちんぽを咥えながら、まんこを弄る。
温かな口内に包まれて、俺のちんぽは、精液を吐き出した。
一滴足りとも逃さないといった風に、柚季はちんぽを強く吸った。
「うっ、あっ、あぁ。良いぞ、柚季……」
ちょうど、柚季も果てたのか、全身が震えていた。
「お兄ちゃん大好き……」
柚季は満足げな表情を浮かべ、俺の太ももにもたれかかっていた。
*
夕食の最中に、柚季がふと思いついたように言った。
「そう言えば、帰って来た時みたいに、テレポートを使えば、映画館に無料で入れるよね?」
俺は立てた人差し指を左右に振った。
「俺は良い魔法使いなんだよ。そんな事はしない」
「……良い魔法使い?」
「なんだ、その顔は。俺が魔法で悪事を働いた事など、一度もないではないか」
「……」
「なぜ黙る、柚季」
かぼちゃの馬車にでも乗せれば、柚季は納得するのだろうか。
そんな事を考えながら、夜は更けていくのだった。