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魔法使いの仕事


 ある日の事だ。
 自室で性技に関して書かれた書物を読んでいた俺は、ノックの音で顔を上げた。
 扉が開かれ、ダンボール箱を抱える柚季が現れた。
 
「お兄ちゃんに荷物が届いたけど……通販で何か買ったの?」

「魔法界からかな?」

「魔法界?」

 柚季が首をかしげるので、俺はさっくりと『その世界』について話した。
 魔法使いが多く住む事、俺達が生活する人間界とは別次元にある事、俺がそこで魔法を学んだ事などだ。
 
「ふーん……私はてっきり、生まれつき魔法が使えると思ってた」

「稀にそんな奴もいるようだが、基本的に魔法は人から人へ伝えられる技術だ」

 話を続けながら、柚季から受け取った荷物を開く。
 やはり魔法界からの送られたようだ。
 薬草や魔法道具などが、いくつも詰まっていた。
 
「なにそれ?」

「これは、魔法界で新たに発見された物だ。軽く調べて結果を魔法界に送れば、少しかお小遣いがもらえるぞ」

「ああ……。どこから生活費が出てるのか疑問だったけど、そう言う事だったんだ」

「……と、言う訳で、この薬草を試してみるか!」

「え?」

「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」




 
 吸収系の魔法を用い、薬草から水分を奪い取り、乾燥させた。
 手の平で干からびたそれを、宙に放り上げる。
 カサッと音を立てた薬草に、上下から目に見えぬ力で衝撃を与え、粉末状に、砕いた。
 俺の操る風に乗せて、粉末を柚季に吸わせた。
 
「有害な物ではないと思うが……」

 もし悪いものなら、すぐに綺麗さっぱり柚季の身体から取り除く用意が俺にはあった。
 
「……?」

 首をかしげながら、柚季が部屋を出て行こうとする。
 
「おい、待て」

 その腕を掴むと、柚季が真っ赤な顔をして叫んだ。
 
「はっ、離して!」

「なんでだよ。薬草の効果で何か変わったか?」

「な、何だか急に恥ずかしくなった!」

 言うと、柚季は俺の腕を振り払い、自室へ逃げ込んだ。
 なるほど。
『魔法界』の薬草には、感情の一部を増長させる効果を持つ種があると聞いた事がある。
 今回は、柚季の羞恥を高めた。
 その効果から、名付けて――
 
「恥ずかしがり草(そう)だな……」

 魔法界への報告のために、もう少し色々と柚季を調べなければ。
 服を脱がせて見たり、徹底的に辱めて見たり、調査案はいくつも浮かぶ。
 ふふ、飽くなき探究心に、ちんぽもやる気だ。
 俺は股間を膨らませて柚季の部屋へと突撃する。
 
「おりやぁ! 逃げても隠れても無駄だぞ!」

 腰を突き出し、股間のもっこりを強調する。
 柚季は、視界にそれが入ると、悲鳴をあげた。
 
「きゃぁっ、やだ、お兄ちゃんっ! 自分の部屋に戻ってよ!」

 ふふふ……。
 ちんぽぉ、などと呆けた声で涎を滴らせる淫乱な妹も良いが、初々しいのも悪くない。
 
「何が嫌だって? これか?」

 俺はジッパーを開き、ちんぽをにょきりと露出させた。
 赤黒い亀頭の先端からは、すでに先走り汁が滴っていた。
 部屋の隅に逃げ、両手で顔を覆う柚季に接近する。
 
「ほらほら~、ちんぽだぞぉ~」

 楽しくなって来た俺は、ちんぽを左右に振りながら歩く。
 
「や、やだ、来ないで!」

 顔を覆っている手の甲に、ちんぽを当てて、我慢汁を擦り付ける。
 ぬちゃと音を立てた欲情の証に、柚季は弱々しく「やめて」と言った。
 俺はさらに、柚季を追い詰める。
 
「手を離してちんぽを見ろ。命令だ。歯向かうなら、全裸にして人通りの多い、街なかのベンチに設置するぞ」

 それでも中々手を離さなかったので、強引に腕を引っ張った。
 柚季は頬を真っ赤にして、伏し目がちにちんぽを見た。
 
「どこが恥ずかしいか言ってみろ」

「え、ええ!? だ、だって、大きくなってるし、液も……」

「ほう……。なるほど」

 良く分かったと、頷き、俺はある魔法を行使すべく、詠唱を始めた。
 身体を麻痺させる魔法だが、通常よりも威力を落としてある。
 魔法が発動し、柚季の全身から力が抜けたようだ。
 困惑する柚季を抱きかかえ、パンツに手を滑り込ませた。
 
「そんなに恥ずかしがりながら、ちんぽを見て、こんなに濡らしているのは、どう言う事だ?」

 薄めの陰毛に覆われた恥丘を過ぎ、熱く潤う割れ目に指を沿わせた。
 ビクッと身体を震わせる柚季。

「ち、違う、これは……」

「何が違うんだ?」

 俺から脱がれようとするも、今の柚季にはその力を出す事は出来なかった。
 腕の中でもそもそと動くだけだった。
 パンツから手を引き抜き、指先に付いた愛液を目の前で糸引かせる。
 濡れ光る中指と、親指の間に淫らな橋が架かった。
 
「いやぁ、やめて、お兄ちゃん……」

「やめてじゃねぇよ。勝手に興奮してまん汁垂らしてるのは柚季だろ?」

 目を閉じ、首を横に振る柚季。
 
「いやいやじゃねぇよ!」

 柚季をベッドに放り投げる様にして移動させる。
 四つん這いの格好になるよう腰を持ち上げた。
 オレンジ色のスカートが揺れ、太ももをより魅力的に見せる。
 スカートをめくり上げ、パンツをずり下ろした。
 露になった性器を、慌てて隠そうとする柚季だが、俺はその手を払いのけた。
 顔を近づけ、わざとらしく息を吸い込む。
 
「いやらしい匂いさせやがって!」

 悲鳴をあげる柚季だが、かまわずに、ガチガチに勃起したちんぽをそこへねじ込む。
 熱く湿った割れ目に、ちんぽが飲み込まれる。
 
「うっ、はぁ……。簡単にちんぽ咥え込んだな。この雌犬が!」

 尻を叩くと、柚季は再び悲鳴をあげた。
 ゆっくりとピストンを始める。
 肉がぶつかり合い、あふれ出る愛液が粘着質な音を奏でる。
 
「どうした? 恥ずかしがってたわりに、どんどん濡れて来てるじゃないか!」

「や、やだぁっ! やっ、あっ、ああぁぁっ!!」

 まんこがきゅっと締まった。
 羞恥が快感と興奮に変わり始めているようだ。
 俺は調子に乗って、腰の動きを早めた。
 
「四つん這いで犯されて、喘いでる癖に、何がちんぽ見て恥ずかしいだっ!」

「あっ、あっ、あぁぁぁっ! やっ、やだぁぁっ!」

 柚季を責めている内、俺は限界を感じ始めていた。
 反応の新鮮さに興奮しているのか、いつもよりちんぽが敏感だ。
 射精の前に、もう一声苛める事にした。
 
「柚季。自分は恥ずかしい事をされて興奮する変態です、そう言え」

「やっ、やだぁっ! そんなの、あぁっ、言えないぃ!」

 俺は全力で尻を引っぱたいた。
 柚季は痛いと悲鳴を上げるが、俺は黙って尻を叩き続ける。
 言うまで止める気はなかった。
 やがて、柚季が痛みに耐えかねて、折れた。
 
「やっ、あっ、分かった! 言う、言うから、あぁぁっ!!」

「だったらさっさと言え! 言ってみろ!」

「ゆっ、柚季はっ、は、恥ずかしい事されて、あっ、興奮する、んっ、変態です!」

 ぞくぞくと背筋を伝う、征服感。
 限界だ。
 
「良く言えたな。ご褒美にその変態まんこにたっぷり射精してやるから、喜べ!」

 柚季の腰をがっしりと掴み、激しく腰を振る。
 ぽたぽたと愛液が滴り、柚季が絶叫に近い嬌声を上げた。
 びゅっくっ、びゅるっ。
 膣の最奥で、俺は果てた。
 まだ硬いままのちんぽを引き抜き、残り汁を尻に塗りつけた。
 
「あっ、あぁぁ……ずるいよ、お兄ちゃん」

 柚季が、精液がこぼれ落ちるまんこに指を入れた。
 どうやら『恥ずかしがり草』の効果が切れたようだ。
 
「あっ、あぁ、お兄ちゃんの精液、どろどろしてるぅ、あぁぁっ」

 くちゅくちゅと音を立ててオナニーに耽る柚季。
 そう言えば柚季をイかせていなかった。
 中出しされた直後のまんこを弄る姿に、俺も興奮して来た。
 柚季の顔側へと回り、愛液と精液に濡れたちんぽを差し出す。

「あ、はっ、お兄ちゃんのっ、ちんぽ、いやらしい、んっ、んく、ん……」

 ためらいなくそれを咥え、じゅぽじゅぽと、しゃぶり出す。
 徐々にフェラチオが雑になり、柚季の息が荒くなる。
 
「い、いく、お兄ちゃんっ、柚季、イっちゃう……!」

 俺はその言葉と同時に、頭を掴んでちんぽを根本まで口内に突き刺した。
 
「んぐっ、んーっ! んんー!!」

 喉の奥で吐き出された精液の感触で、柚季も果てたようだった。
 
 



 俺は自室で一人、机に向かっていた。
『魔法界』への報告書を作成するためだった。

「んーむ……」

 中々筆が進まずにいると、シャワーを浴び終えた柚季がやって来た。
 ピンクのバスタオルに包まれた谷間に、ムラムラしてくるが、まずは報告書を仕上げなくては。
 
「あんなので、薬草を調べた事になったの?」

「他にも試したい事はあったけど、充分だ。ただ、どう書けば良いのか……」

 柚季は髪を乾かして来る、と部屋を出て行った。
 しばらく悩んだ後、俺は報告書に記した。
 
『これを女の子に使ってエッチな事をするととても楽しいです』

 我ながら、分かりやすく、的確な調査報告だ。
 満足げに頷いていると、いつのまにか部屋へ戻って来ていた柚季が、背後で呆れた顔をしていた。
 
 
おわり

機械と魔法の対決

 ある日の事だ。
 帰宅すると、柚季はテレビを見ながら、感嘆の声を上げていた。
 何がそんなに凄いのかと画面に目を向けると、最先端のロボット技術を紹介している様だった。
 医療用ロボットや災害救出用ロボットがデモンストレーションを繰り広げている。
 思わずむっとして声を出した。
 
「俺の魔法の方が凄いぜ」

「あー、うんー」

 何の気持も込められていない返事だった。
 くそっ、機械なんぞに負けていられるか。
 俺は魔法を使って宙に浮き、再び柚季に声をかけた。
 
「どうだ、飛べるか? 機械で人を宙に浮かせられるか? 俺の方が凄いだろ」
 
「んー? あー、そだねー」

 敗北感に襲われながら、俺は床に降りた。
 肩を落としていると、柚季が横目で俺を見ながら言った。
 
「お兄ちゃんの魔法って凄いけど、人の役には立たないよね」

「……や、役には立たないかも知れないが、色々勃たせるぜ!?」

「ん?」

「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」





「な、なにこれ、お兄ちゃん!」

 柚季は上半身裸の状態で、椅子に拘束されている。
 右乳首にはローターを、左乳首には俺が魔法をかけた筆を取り付けた。
 
「機械と魔法、どちらが優れているのか、白黒はっきりさせるぜ?」

 ルールは単純だ。
 魔法の筆とローターで乳首を3時間責めて、より勃起させた方が勝ちである。
 
「対決スタートだ!」

 ローターが振動を始め、筆が優しく乳首を撫で始めた。
 
「んっ、んん、お兄ちゃん止めて!」

「魔法が……いや、俺が優れているとその身体に後悔と共に深く刻み込むが良い!」

 柚季の身体がビクビクと震えている。
 突然の責めにも即座に反応してしまう、淫乱淫らな身体だ。
 
「ローターは定期的に振動パターンを変え、筆は柚季の反応を学習しながら多彩に動くぞ」

「ん、あっ、分かった、お兄ちゃんが凄いのは分かったから!」

「言葉なんぞ信用出来ん! 乳首で示してもらおうか!」

「い、いじわるっ!」

 筆が責める左乳首は、ぷっくりと勃起している。
 右はローターに隠れて見えないが、勃起は確実だろう。
 3時間実際に待つのは暇なので、俺は時を加速させる魔法を発動した。

「ちんちんぷいぷいのぷいっ!」

 呪文を唱えるだけで、すぐに一時間が経過する。
 
「あっ、あぁぁっ、あ、お兄ちゃんっ!」

 1時間分の責めで、柚季はすっかり乱れていた。
 口の端から涎を垂らし、下半身からは雌の香りを放っている。
 
「もっ、もう止めてっ、エッチ、お兄ちゃんとエッチしたいっ!」

 乳首だけじゃ我慢出来なくなっているようだ。
 柚季の切羽詰ったおねだりに、俺のちんぽが、もっこりと反応した。
 ぐちゅぐちゅに蕩けたおまんこにちんぽをねじ込みたくなるが、ここは我慢だ。
 まずは俺の魔法が優れている事を示さなくてはならない。
 
「……ちんちんぷいぷい! 2時間経過せよ!」

 機械と魔法の対決も大事だが、俺の性欲を満たす事も同じくらい大切だ。
 1時間刻みに反応を観察しようと思っていたが、余計な手間は省く事にした。
 
「あぁぁ……お兄ちゃん……」

 涎と涙は垂らしっぱなし、愛液は椅子から滴り、床まで伝っていた。
 トロトロと糸を引く淫らな蜜に、興奮を禁じえない。
 さっさと勝敗を決めて、待ち焦がれているであろう、ちんぽをぶち込んでやりたい。
 ローターと筆を乳首から離し、取れてしまいそうな勢いで自己主張しているそれを、摘まんだ。
 
「ん、よし、俺の、魔法の、勝ちだな」

 正直どっちもめっちゃ勃起してて違いなんて分からなかった。
 でも俺の勝ちだ。
 ソファに腰かけた俺は、そこから動く事なく、魔法で柚季の拘束を解いた。
 ズボンを下ろし、ちんぽを露出する。
 逞しく勃起したちんぽが、涎のように我慢汁を垂らしていた。
 柚季がよろよろと椅子から立ち上がる。
 まるでおもらしをしたかの様に、愛液が太ももを伝って滴り落ちている。
 
「ほら、これが欲しいんだろう?」

 ちんぽを、猫じゃらしの様に振ると、柚季は俺の上にまたがった。
 ゆっくりと、柚季が腰を下ろす。
 熱く蕩けたまんこが、ゆっくりと俺のちんぽを飲み込んだ。
 とにかく熱い。愛液が、膣壁がちんぽにまとわり付く。
 
「はぁっ、はぁっ、お兄ちゃんのちんぽ好きぃ……」

 柚季は、自身の女を満たした男根の味に酔いしれているようだ。
 身体を抱き寄せ、勃起したままの乳首を口に含んだ。
 
「ああぁっ! んんっ!」

 柚季の身体がびくりと跳ねた。
 同時に、まんこがきゅっと締まり、ちんぽに激しく絡みついた。
 一度乳首を離し、柚季に指示を出す。
 
「乳首舐めててやるから、そのまま腰振ってろ」

「うっ、うん、お兄ちゃんっ……」

 再び乳首を口に含む。下から上へと、口内で舐め上げた。
 柚季は喘ぎ声を上げながら、身体を上下に動かし始めた。
 ぬちゃぬちゃと音を立て、膣壁とちんぽが強く擦れ合い、たまらない快感を生む。
 それは柚季も同じ様だった。
 
「うっ、あっ、あっ、お兄ちゃんっ、気持良いよぉ……っ」

 俺は返事の代わりに、舌使いを荒くした。
 涎を滴らせ、乳首にむしゃぶり付く。
 ぺちゃぺちゃと、音を鳴らすと、柚季の動きがさらに激しくなる。
 
「あっ、ああぁっ、もっと、もっと、舐めて、柚季のおっぱい、舐めてぇ!」

 子宮口に亀頭の先端をぶつける様に、腰を振る柚季。
 この調子で続けられたら、イッてしまいそうだった。
 俺は左乳首に手を伸ばし、反撃に出た。
 指先でつまみ、潰すように力を込める。
 
「あああぁぁっ!! 駄目ぇぇ!!」

 痛みに近い、強い刺激に柚季が声を上げた。
 俺は視線を上げ、柚季の顔を見た。
 紅潮した頬に、口の端からは涎、瞳は快楽と興奮で潤んでいた。
 
「いやらしい顔だな、柚季」

「いっ、意地悪っ!」

 拗ねたような言い方が可愛いと思ってしまったので、俺は柚季の首に腕を回し、口づけをした。
 舌が絡み合い、柚季の唾液が流れ込んでくる。
 貪りあうようなキスに、俺の頬へも唾液が伝う。
 きつく、ちんぽを締め付けるまんこからは愛液が止め処なく溢れている。
 柚季の体液に、全身を濡らしながら、俺は射精が近い事を感じた。
 乳首をこね回しながら、胸を揉む。
 その度柚季は口づけを交わしたまま、熱っぽい息を吐いた。
 
 少しか穏やかになった柚季の腰使いの中で、俺は果てた。
 射精が始まると、柚季は動きを止め、膣内に広がる熱い精液の感触をかみ締めているようだった。
 ぐったりと、柚季が俺に持たれかかってきた。
 
「いっぱい出たね、お兄ちゃん……」

 俺は柚季の頭を撫でで、射精の余韻と、心地良い疲れに浸るのだった。
 
 



「柚季、機械よりも俺の魔法の方が優れているのが分かったか?」

「どっちでも良いよー。お兄ちゃんが使うと、どっちもエッチな事にしかならないし……」

 うんざりしたように柚季が言った。
 
「ほー。そういう態度を取るか、こんなに乱れていた癖に」

 俺はこっそりと設置していたカメラの映像を再生する。
 そこには、俺に胸を舐められながら、喘ぎ声をあげる柚季の姿が映っていた。
 
「や、やめて! カメラもエッチな事にしか使ってないじゃない!」

「確かに……」

 そうすると、機械や魔法よりも、性欲こそがもっとも優れているのだろうか……。
 深く考えると哲学的な思考のループにはまってしまいそうだったので、俺は考えるのを止めた。
 柚季を辱める事に全力を尽くすとするか。
 
「ほら、こんなにぬちゃぬちゃ音が……」

「やめて!」

登場人物紹介

◆魔法を使って好き放題――主人公
名前:なし
属性:主人公
容姿:特になし
好きな色:特になし

◆変態色に染まってきている――妹
名前:柚季(ゆずき)
属性:妹
容姿:ショートカット、胸はちょっと大きめ
好きな色:オレンジ、ピンク
特記事項:エッチな音に弱い

◆犬耳付きの魔法使い――弟子
名前:サメリ
属性:弟子
容姿:犬耳、マント
好きな色:黒、深緑
特記事項:超絶敏感乳首。普段は魔法で防御している。

◆変態と書いてライバルと読む――好敵手
名前:イル
属性:好敵手
容姿:黒地に赤の模様入りマント、その下に黒いラバースーツ、貧乳
好きな色:赤、黒
特記事項:特殊なアナルプラグを挿入する事でパワーアップする。でも弱い。

増えたり減ったりします。

チャレンジ精神

 ある日の事だ。
 目薬をさす柚季を見ていて、思いついた。
『二階から目薬』を実行してみよう。
 案外上手くいくかも知れない。
 そうなれば、『3階から目薬』にランクアップしなくては。
 目元をティッシュで拭っていた柚季に俺の考えを伝える。
 
「暇なの?」

「ばっ、お、俺ほどの魔法使いが暇なわけねーだろ! あぁ、急がしい急がしい」

 兄の威厳を保つべく、俺は紙粘土を魔法で作り出し、裸の女の像を作り始めた。
 
「お兄ちゃん、ニートだもんね」

「うぐっ。……良いんだよ、魔法で色々なんとかなってるから!」

「でも、私も暇だから良いよ。お兄ちゃんの遊びに付き合ってあげる」

 あーもー。ほらー。兄の威厳が損なわれてるー。
 これはもう『2階から目薬』を成功させるだけじゃ、取り戻せない損失だ。

「目薬は止めた。ローションにしよう」

「え?」

「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」





「うう? なんなの、お兄ちゃん」

 柚季は現在、全裸で目隠しをされた状態で、風呂場に転がっていた。
 俺は天井を見上げた。
 魔法により、二階分の高さを与えてある。
 風呂場の面積は変わらないはずなのに、天井が高いと大浴場にでもいる気分だった。

「じゃ、垂らすぞ。柚季の敏感な所にヒットすれば成功だ」

 宙に浮くローションのボトルから、まずは一滴、落ちた。
 ローションの雫がわき腹に当たり、柚季は悲鳴をあげた。
 
「い、今のなに!? お兄ちゃん!!」

「目薬は止めてローションにしたと言っただろう」

 さらに一滴、落とした。
 惜しかった。今のは太ももに当たっていた。
 この試み、柚季のまんこにローションをヒットさせる事が出来れば、成功なのだ。
 上手くいった暁には、性交で成功を祝おうと思っている。
 
「うっ……急に寒気が……」

「ローションは人肌程度に温めてるぞ?」

「何かな。分からないけど、急に寒気がしたの」

「……」

 兄の威厳危うし。
 何が何でもこれは、成功させなくてはならない。
 躍起になってローションを降らせるが、一向にまんこには当たらなかった。
 次第に柚季の身体はをローションに濡れ、てらてらと光を反射していた。
 
「んっ……」

 鼻にかかるような息を吐く柚季。
 ローションの雫が身体にぶつかる衝撃で感じているらしい。
 柚季は、自分がどんな格好をしているのか確認すら出来ず、あられもない姿を晒している。
 そう考えると、興奮した。ちんぽがムクムクと大きくなる。
 同時に、このチャレンジがどうでも良くなって来た。
 俺は服を脱ぎ捨てた。勃起ちんぽを手に取り、柚季の傍に膝をついた。
 
「柚季……お前、意外とスタイル良いよな……」

「な、なに? 急に……」
 
 ローションがネバネバとまとわり付く柚季のお腹に、ちんぽを擦りつけた。
 
「ひゃっ、お、お兄ちゃん!?」

「あぁ……柚季……お前の身体は誰の物だ?」

 俺はちんぽを押し当てたまま、スライドさせ、お尻の谷間に挟み込んだ。

「あんっ……。柚季の身体は、全部お兄ちゃんのだよ?」

「ああ、そうだ。柚季の身体は俺のちんぽを気持ち良くする為にある! 全身まんこだ!」

 言葉通り、俺は柚季の身体のあらゆる部位にちんぽを擦り付けた。
 太もも、足裏、腋の下、胸の谷間、背中。
 ローションに覆われた身体に、さらに我慢汁を塗りつけた。
 ちんぽで全身をまさぐられ、すっかり興奮し、朱に染まった身体からちんぽを離す。
 ネチャッと糸を引いた。
 俺は柚季の目隠しを解いた。
 蕩けるような眼差しでちんぽを見つめる柚季。
 俺の腰に手を回し、ちんぽに頬ずりをした。
 ローションが髪に付くのも全く気にした素振りもなく、熱っぽい吐息を漏らして言う。
 
「柚季、お兄ちゃんのちんぽ大好きぃ……ちんぽぉ……」

 ぬちゃぬちゃと糸を引かせ、何度もちんぽに頬を擦りつけた。
 柚季の身体を腰から引っぺがして、俺は言った。
 
「そろそろ射精だ」

「今日は、柚季のどこに精液びゅっびゅってしてくれるの?」

 悩みどころだった。
 いくら俺と言えど、全身にくまなくぶっかけるほどの射精は出来ない。
 太ももも捨てがたく、お尻も良い。
 頬ずりされながら射精するのも、愛に溢れる感じで風情があった。
 いよいよ一ヶ所に絞れず、まんこにぶち込もうかと思い始めた時だ。
 ふいに柚季が動いた。
 まんこにする様に、閉じた腋に指を抜き差し、くちゅくちゅと卑猥な音色を響かせた。

「柚季は腋まんこが良いのか?」

 柚季は首を横に振った。お兄ちゃんに射精してもらえるならどこでも良い、と。
 良く調教された妹界屈指のエロ妹だ。
 俺は柚季の手をどけ、腋にちんぽをねじ込んだ。
 
「あっ、あぁぁっ! 柚季の腋まんこに、お兄ちゃんのちんぽ、ぬぷぬぷって!」

「あぁ……柚季……お前の腋まんこに精子たっぷりやるからな!」

 宣言し、俺は腰を振った。
 柚季は腋で前後するちんぽの姿に、情欲を爆発させた。
 
「ちんぽっ、お兄ちゃんのちんぽっ、柚季の腋まんこ犯してるぅ! あぁぁっ!!」

 ちんぽを連呼し、激しく自らのまんこを弄くる柚季の姿に、俺も高まってきた。
 だが、ここで柚季と同時に果ててしまうほど、甘い男ではない。
 
「柚季。お前は腋まんこ差し出してる最中にオナニーするような躾のなっていない妹か? 腋まんこを捧げる事にしっかり集中しろ」

 俺の言葉に従い、手を止める柚季だったが、非常名残惜しそうだ。
 
「腋まんこ犯してるちんぽ見ながら、まんこ弄りたいよぉ」

 なんて事を切羽詰まった風に呟いている。
 まんこに突っ込む以外の斬新なちんぽの使い方に、もの凄く興奮しているらしかった。
 仕方ない、ここで一度射精してやろう。
 
「うっ、だ、出すぞ! 腋まんこに精液出すぞ!!」

 宣言してすぐ、俺はたっぷりと濃い精液を柚季の腋に吐き出した。
 待ってましたと言わんばかりに、柚季がオナニーの許可を求めて来た。
 
「オナニーじゃないだろ?」

 俺は、腋まんこをドロドロに汚している精液を、柚季の指に塗りつけさせた。
 首をかしげる柚季に俺は言った。
 
「ザーメンたっぷり付いた指ちんぽでまんこ犯す所を見せろよ」

 すっかり出来上がってる柚季はすぐに俺の意図を理解した。
 嬉々として、四つん這いになり、見せ付けるようにして、精液まみれの指をまんこに突っ込んだ。
 
「あっ、あ、指ちんぽっ、指ちんぽに運ばれて、お兄ちゃんの精液、柚季のまんこに入ってくるぅぅ!!」

 手に付いた精液をまんこに流し込む姿は、淫らそのものだった。
 避妊は魔法でばっちりだ。魔法が使えない良い子のみんなは真似しちゃいけないぜ!
 激しく膣をかき回す指使いに、精液混じりの愛液がとろとろと流れ出ている。
 いやらしい光景に、俺のちんぽはすぐに回復した。
 ローションまみれのちんぽを扱きながら、柚季に気持良いかと、問いかける。

「気持良いぃ!! 柚季ねっ、自分のまんこで指ちんぽぎゅーぎゅーして、気持ち良くなってるぅ!!」

 うむ。俺から始めた事だが、もはや訳が分からなかった。
 
「そりゃあ良かった。ちんぽ汁のおかわりやるよ」

「ちょうだいっ! 柚季のまんこに、お兄ちゃんのちんぽ汁ちょうだいっ!!」

 乱れまくる柚季の姿に、俺はすぐ果てた。
 勢い良くまんこ目掛けて、精液が飛んだ。
 
「あつっ、熱いの来たぁ!! あっ、あぁぁっ! ちんぽ汁でイクッ! イクぅぅ!!」

 ビクビクと全身を痙攣させ、柚季も果てたようだった。
 
 



 風呂場の掃除も終わり、一息吐いていると、柚季が思い出したように言った。
 
「二階から目薬はどうなったの?」

「それなら、俺なりの結論が出ている」

「え? エッチな事してただけじゃないの?」

「……いくら上手に言葉を操ったところで、人間も所詮動物だ。エッチな事には何も勝てん」

「なにそれ、お兄ちゃんがエッチな人ってだけだよ」

「いや。今日は柚季も凄かった。もはや、けも――ゲファ!?」

 もはや、獣同然で乱れていたぞ。と言いかけて、殴られた。

「ま、魔法使いは物理攻撃に弱いんだぞ!!」

「お兄ちゃんが悪い」

 恥ずかしさで、顔を真っ赤に染めてうつむく柚季の姿に免じて、俺はその言葉を甘んじて受け入れるのだった。

変態ムービー


 ある日の事だ。
 俺と柚季は映画館に来ていた。
 館内には足を踏み入れていない。入口で揉めていた。
 原因はどの映画を見るか、だった。
 俺は萌え萌えな美少女達がまったりと過ごす日常を描いたアニメ映画を見たい。
 柚季はアメリカンなマッチョヒーローが飛んだり跳ねたり殴ったりするアクション映画を見たがっている。
 両者一歩も引かず、膠着状態だ。
 仕方ない、ここは兄である俺が何とかすべきだろう。
 
「よし、わかった」

「分かってくれたの? お兄ちゃん!」

「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」



 いまいち座り心地のよろしくない椅子に掛けて、俺は萌え萌えなアニメ映画を見ている。
 隣の柚季は顔を真っ赤にして俯いている。
 映画の鑑賞について、どちらの意見を採用するか、決まりそうになかったので、俺は洗脳魔法を使った。
 最初から最後まで、譲るなんて選択肢はなかった。
 単に俺が見たい映画を見せる為に洗脳するのは、あまりにも酷いと思ったので、柚季にはまったく別の映像を見せている。
 俺の目には萌えアニメ、柚季の目には、自身のオナニーが映っている。
 目を閉じたり、出て行ったりしないのは、それをすると大勢の観客の前で実演しなくてはならないと、魔法で思い込ませているからだった。
 
「萌え~……!!」

 アニメのキャラクターの笑顔に思わず感嘆の言葉がもれた。
 柚季が俺の手の甲を抓った。
 そうか、柚季のオナニー姿で俺が萌えている様に映るのか。
 面倒臭いな。俺は萌えアニメに集中したいんだよ。
 二次元と三次元は別腹だ。
 柚季の目に映る映像を更に過激に、音量を大きくしてやった。
 ついでに、観客の男達がスクリーンに映る柚季をオカズにオナニーを始める映像も加えてやった。
 柚季の見る世界では、大画面、大音量で自身のオナニー動画が放映され、隣に座る男がちんぽ丸出しでハァハァ言ってるのだ。
 これで少しは大人しくなっただろうか、と視線を一瞬横に向ける。
 柚季は太ももをすり合わせて、もじもじとしていた。
 なんだ、興奮してるみたいだな。良かった良かった。
 これで俺もアニメに集中出来る。
 俺の思惑通り、柚季は大人しくなった。
 やがて、萌え萌えしている内に、映画が終わりを告げる。
 内容はほとんど無いに等しいが、可愛かった。
 
「いやぁ、萌えた萌えた。……柚季?」

「お兄……ちゃん……」

 赤く染まった頬に、潤んだ瞳、どことなく熱っぽい吐息。
 柚季は切羽詰った様子だった。
 肩を抱き寄せ、俺はテレポートで家まで飛んだ。
(テレポートとは、ある空間から別の空間へ一瞬で移動出来る便利な魔法だよ!)
 見慣れた我が家の景色に囲まれると同時に、柚季が俺へと口づけした。
 
「お兄ちゃん、ハァ……ハァ……お兄ちゃん、エッチ、エッチしよ? ね?」

 妹は発情しきっていた。
 俺としてはもう少し萌えアニメの余韻に浸っていたかったが、この状態で放置するのは可哀想だ。
 少々気乗りしないが、柚季のパンツを下げた。
 愛液がねっとりと糸引き、雌の匂いがムワッとこみ上げてきた。
 
「なんだよ、オナニー見られて興奮したのか?」

「だって……!」

 柚季が子供っぽく頬を膨らませた。
 そんな事したって、股間に現れた女の証は誤魔化せはしないぜ。
 指でその蜜をすくい取る。
 ねっとりと絡み付く、とても濃い、欲情の証だった。
 
「これは何だ? 柚季。正直に白状すれば、お前の欲しい物をやるぞ?」

 親指と中指の間で、ねちゃねちゃと愛液を糸引かせる。
 もちろん柚季に見せ付けるようにだ。
 柚季は赤らめた顔を逸らした。
 欲望と理性の間で苦しんでいるのか、小さく唸っている。
 兄として背中を押してやろうではないか。
 柚季の小ぶりな尻を軽く揉みながら、耳元で囁く。
 
「言えよ。欲しいんだろ? これが」

 情欲に身を焦がし、雄を待ち構える姿に、俺のちんぽもすっかり勃起していた。
 それを柚季の腿に押し当てた。
 深く熱い吐息をゆっくり吐いた後、柚季は堕ちた。
 
「しっ、知らないおじさん達に、お兄ちゃんの事を想いながらおまんこいじってる姿を見られて興奮しましたっ!」

 余程恥ずかしかったのか、早口だった。
 俺は、余裕たっぷりにこう返した。
 
「それで?」

「言った! 言ったからっ! おちんちん! お兄ちゃんのおちんちん、柚季にください!!」

 柚季は返事を待たずに、俺のベルトへ手を伸ばした。
 相当溜まっていたようだ。
 公の場である映画館に居ては、自分で慰める事も出来なかったのだろう。
 だが、ここで柚季の勝手を許す訳にはいかなかった。
 妹の躾は兄の役目。
 柚季の腕を取り、ソファへと力任せに転がした。
 腰を軽く持ち上げ、尻へ平手を食らわせた。
 
「柚季。ちんぽが欲しい時はどうしろと教えた?」

 柚季はまんこを捧げる様に、尻を突き出し、言った。
 
「お兄ちゃんのおちんちん、柚季のおまんこに入れてください! お願いします!」

 もう少し淫語の含有率が高ければなお良かったが、合格点はくれてやろう。
 俺はズボンを脱ぎ捨て、我慢汁滴るちんぽを取り出した。
 
「あぁっ、あぁぁぁっ、あっ、ありがとうございます!」

 喘ぎ声を上げ、きちんと礼を言った柚季の態度に、俺は気を良くした。
 軽く腰を前後させると、柚季はうっとりとした嬌声を漏らした。

「どうだ? 待ちに待ったちんぽは」

「お兄ちゃんのおちんちん、気持ち良いっ」

「そうかそうか。柚季のおまんこも気持良いぞ」

 まるで馬鹿ップルの様な会話をしながら、俺はゆっくりと腰を振る。
 ぬちゃぬちゃと音が鳴り、柚季のまんこからはとめどなく愛液があふれ出た。
 
「もっと激しくても良いよ……?」

 柚季がそう言った瞬間、俺は尻を全力で引っぱたいた。
 振動が膣内のちんぽまで響いた。
 
「良いよじゃねぇだろ。柚季がそうして欲しいんだろうが!!」

 まんこがきゅっと締まった。
 柚季は観念したように、喘ぎ混じりに言った。
 
「そうなの! 柚季、お兄ちゃんに乱暴に犯されたい! セックスの道具みたいに乱暴に扱って!」

「この変態妹がっ!!」

 俺は柚季の腰をがっしりと掴み、全力で腰を振った。
 何度も何度も、ちんぽをまんこの最奥まで貫いた。
 すぐに限界がやって来た。
 映画館での出来事で、柚季のまんこは、すでに仕上がっていた。
 いくら俺と言えども、全力ピストンを長時間続けるのは、不可能だった。
 
「ぐっ、出そうだ……! 抜くぞ!!」

「えっ。ええっ!?」

 宣言どおり、ちんぽを引き抜くと、俺はソファに腰かけた。
 
「柚季は俺が気持ち良くなる為の道具だろ? ちんぽしゃぶりながら、自分でイケよ」

 やり過ぎているかも知れない。一瞬そう思ったが、柚季は薄笑いを浮かべた。
 変態心をくすぐられた様だった。
 柚季が、ひざまずき、ちんぽを咥えながら、まんこを弄る。
 温かな口内に包まれて、俺のちんぽは、精液を吐き出した。
 一滴足りとも逃さないといった風に、柚季はちんぽを強く吸った。
 
「うっ、あっ、あぁ。良いぞ、柚季……」

 ちょうど、柚季も果てたのか、全身が震えていた。
 
「お兄ちゃん大好き……」

 柚季は満足げな表情を浮かべ、俺の太ももにもたれかかっていた。
 
 



 夕食の最中に、柚季がふと思いついたように言った。
 
「そう言えば、帰って来た時みたいに、テレポートを使えば、映画館に無料で入れるよね?」

 俺は立てた人差し指を左右に振った。
 
「俺は良い魔法使いなんだよ。そんな事はしない」

「……良い魔法使い?」

「なんだ、その顔は。俺が魔法で悪事を働いた事など、一度もないではないか」

「……」

「なぜ黙る、柚季」
 
 かぼちゃの馬車にでも乗せれば、柚季は納得するのだろうか。
 そんな事を考えながら、夜は更けていくのだった。
  

サ・ラ・ダ・!

 ある日の事だ。
 野菜不足を感じた俺は、柚季にある提案をした。
 サラダを作らないか、と。
 柚季は笑顔で同意してくれた。
 何故か腹のうちで、どす黒い感情が渦巻き始める俺。
 その朗らかな笑顔を、快楽と恥辱で歪めたい。
 
「サラダの良し悪しは、素材の鮮度と、盛り付けで決まる」

「ドレッシングは?」

「あくまで調味料だっ! サラダの評価には含まれない!」

「う、うん。急に熱くなって、どうしたの?」

「柚季は良いサラダと悪いサラダ、どっちが好きだ!?」

「それは、良いサラダの方が良いよ」

「では、俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」





 魔法で柚季を全裸にひん剥いた後に、テーブルの上に拘束した。
 そこにカットした野菜を盛り付けるのだ。
 
「お、お兄ちゃん……何を……」

「ふふふ、こうだぜ」

 半分にカットしたミニトマトを柚季の右乳首にそっと乗せた。
 
「ひゃぁっ!? お、お兄ちゃんまさか、私にサラダを盛り付けるの!?」

「ふふ、流石は俺の妹。察しが良いな」

 左乳首にもミニトマトを乗せた。
 千切ったレタスを腰まわりに盛りつけ、スカートっぽくしてみた。
 レタスの隙間から見える肌色がそそる。
 
「流石に、恥ずかしいよ……」

「綺麗だよ、柚季」

 優しく頭を撫でると、柚季は目を細め、黙った。
 流石は俺の妹だ。変態行為中の物分りの良さと言ったら、世界でもトップレベルであろう。
 俺は、野菜スティックを挿入する準備を始める。
 頭から手を離し、おまんこへと伸ばす。
 
「だ、駄目、お兄ちゃん……!」

 指先で軽く触れてやると、柚季の身体に、快感が走ったようだった。
 魔法でテーブルに固定してあるので、わずかに震える程度の動きを見せた。
 
「柚季、これはどういう事だ? ドレッシングがどうのと言っていたが、お皿からドレッシングが湧き出てくるぞ? ん?」

「だ、だって、こんな格好させられたら……」

「んー? 恥ずかしい格好をさせられて興奮するのかぁ? 柚季は変態だなぁっ!!」

「あぁぁっ!!」

 中指を一気にねじ込むと、柚季が嬌声をあげた。
 いつもなら逃れる様に身を捩るが、それが叶わずに小刻みに震える様子は、扇情的であった。
 
「柚季が変態だから、お兄ちゃん、つまみ食いしちゃうもんね」

 乳首のミニトマトを、愛液に濡れる中指に乗せて、口に運んだ。
 柚季は顔を赤くして必死に目を逸らした。
 
「いやらしい味だな。変態サラダになっちまうぞ?」

「こ、こんな事してるお兄ちゃんが変態だよっ!!」

 正論だった。
 兄たるもの、正論であろうと、妹の反抗を受け入れる訳にはいかない。
 
「そんな事を言うなら、野菜スティック盛り付けるぞ!!」

 細くカットした人参をズブリッ! きゅうりをズブリッ!
 
「やっ、あっ、あぁぁっ!!」

「まだまだ、この程度で喘がれては困るな。ほら、三本……四本……」

 声に出してカウントしながら、俺は野菜スティックを次々と柚季のおまんこに挿入していった。
 その度、柚季は喘ぎ、震え、いやらしいドレッシングを溢れさせた。
 少し離れて、全身を眺める。
 
「綺麗でいやらしいサラダだ……さすが柚季だ……」

 自分で作ったとは言え、良い出来の料理だ。
 いつまでも眺めていたい光景だった。
 
「お、お兄ちゃん……早く……」

「む? なんだ?」

 顔を真っ赤にして、しばらく、もじもじとしてから柚季が言った。

「や、野菜じゃなくて、お兄ちゃんのおちんちんくださいっ!!」

 その言葉を待っていた。
 俺はにやりと笑い、こう返した。
 いやだね、と。
 柚季の表情が悲しげに変わる。

(良い。良いぞ。おちんちんをねだって、断られて悲しげに目を伏せる妹……アリだな)

「代わりにドレッシングをくれてやる。受け取れ!」

 俺は野菜スティックが数本突き刺さっている柚季のおまんこ目掛けて、ちんぽを扱き始めた。
 
「だ、だめぇ~! 出さないで中にぃ……」

 妹のド淫乱発言は無視する。
 大体、こんな卑猥な姿を見せつけられてから、挿入したんじゃ、そう持たないに決まっている。
 兄の威厳を保つ為にも、ここは一度、ドレッシングを発射して、サラダを完成させるべきなのである。
 
「うっ、い、いくぞ、柚季っ!!」

「だ、だめっ! 駄目だよ、お兄ちゃん!!」

「あっ、あぁぁっ~!」

 びゅっ、びゅるるるっ。
 俺のちんぽから勢い良く放たれた白濁液が、野菜スティックを彩った。

「出しちゃった……」

 柚季が悲しげに呟く。
 おいおい、俺を舐めてもらっては困るな。
 
「食事の時間にしようではないか」

 困惑する柚季のまんこから、野菜スティックを引き抜いた。
 久々に膣壁を擦られ、柚季は嬌声をあげた。
 ぽっかりと開いた肉壷は、淫らな蜜を滴らせている。
 これが欲しかったんだろう!? と言わんばかりに、俺はちんぽをそこへ突っ込んだ。
 
「あっ、あんっ。な、なんで?」

「俺ほどの男が、2~3連射出来ないと思ったか?」

「お兄ちゃんっ!」

 嬉しそうに柚季が笑った。俺が拘束を解くと、抱きついて来た。
 しばらく、幸せそうに俺のちんぽを受け入れていた柚季だが、俺の言葉に顔を強張らせた。
 
「そろそろ柚季にサラダを食ってもらおうかな」

「サラダ……?」

「そこに盛り付けてあんだろ」

 精液と愛液がブレンドされた特製ドレッシングがかかった野菜スティックを指して、俺は言った。
 
「お兄ちゃんのだけなら良いけど、食べ物と一緒で、しかも自分のはちょっと……」

 俺は黙ったまま、柚季の顎を掴み、野菜スティックを手に取った。
 首を振って拒絶の意思を示す柚季。
 
「ふふっ、そう言う態度は俺を喜ばせるだけだと、いい加減学習したらどうだ?」

 強引に野菜スティックをねじ込んだ。
 嫌悪感に柚季の顔が歪んだ。
 歯に当ててへし折り、次の、たっぷりとドレッシングのかかった野菜を手にする。
 
「や、やだぁ! 美味しくないよ!」

「好き嫌いは駄目だと言ってるだろうが!!」

 無理やり口を開き、食べさせると言うよりも、野菜に付いた互いの体液を口内に擦り付けた。
 柚季は涙目で抗議を繰り返す。その姿に俺はますます興奮を高めるのだった。
 
「この淫乱妹が! どう考えても頭のおかしい変態サラダ食って悦んでんじゃねーぞ!!」

「よ、悦んでなんか! あっ、あぁぁっ!!」

 腰を打ち付ける速度が、上がっていく。
 緩めることなく、腰を振りながら、俺は柚季の口に指を入れた。それを思い切り引っ張った。
 
「口の中、変態ドレッシングでぐちょぐちょだな。美味しいか?」

 歪に口を開かされている状態で、まもとに喋れない柚季が何かを言った。
 質問はしたものの、答えなんてどうでも良かった。
 
「言い訳するなよ。さっきから、柚季のまんこ締め付けが凄いぞ? 興奮してるんだろう?」

 意地悪な質問を繰り返しながら、俺は絶頂の予感を感じていた。
 
「そろそろイキそうだ。……ここに出してやるからな」

 柚季の口から手を離し、下腹部の辺りを指でトントンと叩いた。
 
「さっきから溢れてる愛液と混じって、また変態ドレッシングが出来ちまうな」

「作るっ! 作るぅ!! 柚季、お兄ちゃんとのいやらしい変態ドレッシング、おまんこで作っちゃうぅぅ!!」

 今日の料理は『変態サラダ~フィニッシュは淫語を添えて~』だっ!!
 
「イッ、イクぞ!! 柚季、柚季ぃぃ!!」

「お兄ちゃんッ、お兄ちゃぁぁんっ!!」





 事後、汗だくで息も絶え絶えの中、柚季が言った。
 
「そう言えば、お兄ちゃんの野菜不足なのに、私しかサラダ食べてない……」

「賢者タイムにあれを食べるのは無理だ。普通のサラダを用意するぞ」

 ジトーッとした視線を送る柚季の横で、俺はサラダをほお張るのだった。

隣の淫獣


 ある日の事だ。
 俺と妹――柚季は、二人で某アニメ映画を見ていた。
 正直子供の頃から何度も見ているので、新鮮味も面白味もあまり感じられない。
 と、言うことで、俺はテレビの電源を落とした。
 
「あれ? お兄ちゃん、どうしてテレビ消したの?」

「柚季。俺達はこんな事をしている場合か?」

「……何かあった?」

「今見ていたアニメに出てくる怪物は、友好的だったが、全てがそうであるとは限らない」

「んー? まあ、そうだね。他のアニメやなんかだと、怪物は敵だもんね」

「そこで、だ。まだ見ぬ脅威に対抗すべく、訓練だ」

「訓練?」

「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」




 異形の淫獣(なんか触手出したり、媚薬効果のある汁出す奴。見た目はキモい)に、自身が犯される映像を柚季の頭に流し込んだ。
 柚季は苦しそうな声をあげ、床に座り込んだ。
 優しく頭を撫でながら、身体を支えて立ち上がらせる。
 
「大丈夫か?」

「お兄ちゃん……」

 涙目になる柚季をソファに座らせ、下腹部に手を伸ばす。
 
「よしよし、怖かったな。けど……これはなんだ?」

 するりと滑り込ませた下着の中は、ぐっしょりと濡れていた。
 
「こ、これは……だって、お兄ちゃんが……!」

 言い訳する柚季の目の前で、俺は指に付いたまん汁を舐めてみせた。
 
「俺のせいにするんじゃない! いやらしい味させやがって!!」

 柚季は頬を赤らめて、うつむいた。
 俺は拳を握り締めて、力説する。
 
「良いか! 今のお前では俺が見せた映像のように、呆気なく堕ちてしまうだろう! 怪物の子をぽこぽこ産みながら、アヘ顔で涎垂らしたいか!?」

 柚季は首を横に振った。

「そうだろう、そうだろう! では、これから訓練を開始する!」

 魔法の力で、互いの服を吹っ飛ばした。
 全裸になった柚季は短い悲鳴を上げて、胸と股間を隠した。
 見慣れているとは言え、隠されると暴きたくなるのが男の性。
 白い肌に可愛らしく勃つ乳首も、淫らに蜜を垂らすまんこも、白日の下に晒してやろうではないか。
 
「ふふふ、今から俺は怪物を演じる! 耐えて見せろ!」

 柚季へ飛び掛り、おっぱいを隠す手を強引にどける。俺は手と胸の隙間に、顔をねじ込み、乳首に吸い付いた。
 小さな喘ぎ声が頭上で響く。
 
「こらぁ! そんな事じゃ、呆気なく怪物ザーメンぶちまけられるぞ!!」

 一瞬乳首から口を離し、再び吸い付く。
 小さいながらも、存在感たっぷりに勃つ乳首を、円を描くように舐める! 舌でツンツンと押す! 歯を立てて甘噛みする!
 唾液まみれの乳首を、わざとらしく、じゅる、じゅばっ、と豪快に音を立ててしゃぶる。
 
「やっ、あぁっ、あ~っ、お兄ちゃん、あっ、あぁっ!!」

 柚季は卑猥な音に弱い。手マンでくちゅくちゅすれば喘ぎ、腰をパンパン打ち付ければ喘ぎ、ちゅぱちゅぱ乳首を舐めれば喘ぎ、とにかく弱い。
 喘ぎ声が大きくなるほど、俺も楽しくなってしまい、責めの手を強める。
 
「あ、あ、お兄ちゃんっ、お兄ちゃぁぁんっ!!」

「って、これじゃあ普通にエッチしてるだけじゃないか!!」

 自身の唾液でべっちゃべちゃの顔をあげて、俺は叫んだ。
 
「全く、最近の妹はエロけしからん、けしからん、けしからん!」

 けしからんを連呼しながら、さり気なく柚季の股を開き、そこに俺のちんぽをあてがう。
 熱く湿ったそこは、わずかに口を開き、肉棒を待ち望んでいるように見えた。
 
「けしからんぞー!! 柚季ー!!」

 叫びながら、ちんぽを根本まで一気にぶち込んだ。
 
「はっ、あっ、あぁぁぁぁぁっ!!」

 ソファの上で正常位で身を交わらせる俺達。
 柚季の頭の中に、当初の目的はすでにないようだ。
 気持ち良さそうなにやけ面で、呼吸を整えようと、「フー、フー」息を吐いている。
 
「変態妹め……呆気なく怪物に犯されるぞ」

 罵りながらも、顔にかかる髪をよけて、口づけをした。
 舌を絡ませ、互いの身体を強く抱きしめあった。
 ゆっくりと口を離し、柚季を見下ろす。
 
「怪物でも、お兄ちゃんになら、何されても良いよ……」

 淫らな笑みから、熱っぽい吐息を絡ませながら出た言葉だった。
 
「だったらお望み通りに犯してやるぜ!! このドエロ妹が!!」

 腰を前後に振り、淫らな蜜の湧き出すおまんこを犯す。
 一突きする度に、柚季は快感に、喘ぎ、身を捩じらせ、淫液を溢れ出される。
 結合部からは、ぬちゃぬちゃと、打ち付ける腰はパンパンと、音がなる。
 
「おらぁ! こんなにいやらしい音を立てながら、犯されやがって! この乳首の勃起もなんだ!? 化け物に犯されるのがそんなに嬉しいのかぁぁ!?」

 意地悪な事を言いながら、乳首を軽く抓る。
 柚季は一際高い声を上げて、その小さく細い身体を震わせた。
 腰を掴んでいた俺の手に、そっと自身の手を重ね、柚季が言う。
 
「お兄ちゃんだからっ……良いのっ……好き……!」

 ば……馬鹿野朗!!
 そんな事を言われたら、俺まで当初の目的を忘れてしまうじゃないか。
 ときめきが急上昇した俺の脳内から、目的なんてものは排除されてしまった。
 名を呼び、覆いかぶさるように抱きしめた。
 
「俺も、好きだっ……!」

「お兄ちゃん……」

 荒々しく唇を奪い、舌をねじ込み、口内を蹂躙する。
 少し汗ばむ頭を撫でてやると、柚季のまんこがきゅうと締まった。
 
「く、う……だ、出すぞ! 柚季の中に、射精するぞ……!!」

「うんっ、出して! お兄ちゃんの、柚季の中にちょうだい?」

 激しく腰を振り、ラストスパートをかける。
 すぐにこみ上げてくるものがあった。
 精液をせがむように、膣壁がちんぽに絡みつき、快感をもたらす。
 
「い、イク……!!」

 最後の瞬間、俺は最大限まで深くちんぽをねじ込み、柚季の最奥で精液を放った。
 
「あっ、ああぁっ! 出てるぅ……お兄ちゃんの精子……」

 ふぅ、と息を吐きながら、俺はちんぽを引き抜いた。
 
「お兄ちゃん、横になって?」

 俺は柚季に言われるまま、寝そべった。
 精液と愛液まみれのちんぽを、柚季はためらいもせずに、口に含んだ。
 イッたばかりの敏感ちんぽを触られるのは、あまり好きではないが、たまには柚季の好きなようにさせてやろう。
 柚季は、尿道に残る精液を吸い上げ、玉袋まで滴る愛液を舐め取った。
 
「よし、もう良いぞ。ありがとな」

「えへへ……気持ちよかった?」

「ああ、気持ちよかったよ」





 後日。俺達は、何故か再び某アニメ映画を見ていた。
 やはり退屈である。
 一つあくびをしてから、隣に座る柚季に声をかける。
 
「これ、色々都市伝説あるけど、ああ言うのアホくさくて……柚季?」

 妙に息が荒いと思い、隣を見ると、柚季は両手を股にはさみ、もじもじハァハァしていた。
 
「こ、この前の事を思い出しちゃって……もう純粋な目でこれ見れないよ……」

「けしからぁぁぁぁん!!」

 俺は衣服を全て脱ぎ捨て、勃起ちんぽを柚季の眼前にさらすのだった。
 

コンビニ店員ごっこ


 ある日の事だ。
 コンビニで買ってきた『ゴリゴリ君』を妹と二人で食べていた。
 俺の妹、柚季は美少女である。
 ポニーテールを揺らして美味しそうに『ゴリゴリ君』を舐める姿を見ていて、欲情してしまうのも仕方ないのである。
 そんな俺の気を知ってか知らずか、知る訳がないか。
 柚季はコンビニを褒め称える言葉を口にした。
 
「いつもやってて、美味しいアイスが売ってるなんて、コンビには凄いね! お兄ちゃん」

「……」

 コンビニか……。
 
「お兄ちゃん?」

「なあ、柚季。コンビニの店員さんになってみたくないか?」

「え?」

 聞いては見たものの、俺の中ではすでに決定事項であった。
 
「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」


 *
 
 
 世界でも数本の指に入る魔法使いである俺は、その力を遺憾なく発揮し、コンビニごっこの舞台を整えた。
 ごっこと言っても、使うのは実際の店舗である。
 従業員を洗脳し、周囲にはキャスト以外の人間を排除する結界を張った。
 妹にはコンビニごっこのシナリオを知識として流し込んでおいた。
 
「やっぱり俺って凄い魔法使いだぜ……我ながら恐ろしいぜ……」

 なんて事を呟きながら、これから始まる楽しいコンビニごっこを思って股間を膨らませる。
 もっこりした状態で、俺はコンビニの自動ドアをくぐった。
 
「いらっしゃいませー」

 妹がいつもより少し高めの声で、元気良く挨拶を口にした。
 ふむ……しっかりやっているようだな。
 にやけそうになる面に力を入れて、真顔を意識して、俺はレジへ向かった。
 
「おタバコですか?」

 にこやかな表情で、妹が尋ねて来た。俺は首を振る。欲しいのはタバコではない。
 
「セックスだっ!!」

 店内に響き渡るように、俺は声高に言った。
 驚愕の表情を浮かべた顔が、いくつも俺に向いた。
 邪魔はしないが、常識は持ち合わせている状態に洗脳しているゆえだった。
 柚季がモジモジと照れながら、問いかけてきた。
 
「おしゃぶりは、どういたしますか?」

「してもらおう」

 レジから出てきた柚季は俺の前でしゃがみ込んだ。
 随時俺に確認を取りながら、ベルトを外し、ズボンとパンツを下げた。
 丁寧な良い接客ではないか。
 勃起ちんぽが、あらわになった。
 
「しゃ、しゃぶらせていただきます……んっ」

 柚季が小さな口を大きく開き、ちんぽをくわえ込んだ。
 温かな口内にちんぽがすっぽりとおさまった。
 良い、良いぞ。
 柚季の頭を撫でてやると、喜んで顔を前後させた。
 
「亀頭だけじゃなくて、玉も含めて舐めろ」

 俺の命令どおり、柚季は一度、ちんぽを口から引き抜いた。
 涎が滴り落ちたが、気にする素振りも見せずに、柚季は金玉へ舌を伸ばした。
 
「れろっ……れろっ……ちゅっ……」

 周囲を見渡すと、男の従業員が仕事もせずに、たいそう羨ましそうな顔でこちらを見ていた。
 他の者も、品出しや掃除をしながらも、ちらちらとこちらに視線を向けている。
 まだまだ、こんなもので終わる俺ではない。
 フェラチオなんぞ、弁当に付いて来る割り箸の様な物。
 俺はセックスを所望しているのだ。
 
「よし、そろそろ良いぞ。レジに手をついて、尻をこちらに向けろ」

「は、はい……」

 言われた通りの格好を取る柚季。俺は向けられた尻を軽く叩いた。
 柚季は嬌声を漏らした。
 
「なんだぁ? ちんぽしゃぶって発情したのか?」

 意地悪な事も言ってみる。だってお兄ちゃん、変態だもの。
 
「ご、ごめんなさい。お客様の立派なおちんちんをしゃぶってると、欲しくなってしまいました」

 顔だけこちらに振り返り、恥ずかしそうな顔をした柚季が言った。
 なんてエロさだ!
 思わず、「ほぅ、ほほーう、ほうほう」なんて言いながら、尻にちんぽを擦りつけてしまったではないか。
 我慢汁を塗りたくられたズボンに手をかける。
 
「脱がせるぞ……」

 まずはズボンを膝下まで下ろした。
 これで柚季の局部を隠す物は、縞柄のパンツだけになった。
 
「おやぁ? おやおや。可愛いパンツに染みが出来ていますぞ?」

 そこを指でなぞってやると、柚季は身体をくねらせた。
 
「おやおや、どんどんあふれ出てきますなぁ」

 調子に乗ってパンツの上からまんこを弄る俺。
 口調を変えた事にあまり意味はなかった。
 
「ん、ふぅ、はぁ、はぁ……早くぅ、お兄ちゃん……」

「こ、こら! お店ではお兄ちゃんと呼ぶな!」

 言いながら、俺はまん汁たっぷりのぱんつをずり下ろした。
 
「だって……! お兄ちゃんが焦らすからぁ……」

「だってじゃない!」

 言いながら、俺はちんぽをぶち込んだ。
 発情しきった柚季のまんこは、容易くちんぽを飲み込んだ。
 きゅっと、まんこが締まる。
 
「そんなに締め付けるほど、ちんぽが嬉しいかぁ!?」

 上着に手を突っ込み、胸をまさぐる。
 
「は、はい、気持ち良いです……お客様ぁ……」

 ブラジャーを強引にずらし、乳首を摘まむと、柚季の喘ぎ声が激しくなった。
 俺も興奮してきたぜ!
 乳首をくりくりとこね回しながら、腰を振る。
 肉のぶつかり合う音が、店内に響く。
 ふと気になり、横を向くと、仕事せずに見ていた従業員が、ちんぽを露出してシコっていた。
 
「うぉい! この店の従業員は、客のセックスをオカズにオナニーするのか? どうなってんだ!!」

 柚季を叱りながら、尻をぺちぺち叩く。
 
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい、あぁっ、あぁぁぁ……!!」

「本当に悪いと思ってるのか? さっきからまん汁ダラダラ垂らしやがって!!」

「は、はぁぁっ、ごめんなさいぃぃ……!!」

 会話の間もがんがん腰を振っているせいか、柚季は謝るばかりだった。
 何に怒っているのかも分からない様子だ。
 
「お仕置きが必要らしいなぁ!! おりぁ!!」

 レジ付近に置かれていたクリップで、柚季の乳首を挟んでやった。
 
「や、やぁぁっ!! 痛い、痛いよっ、お兄ちゃん!!」

 泣き言を叫ぶ柚季。だが、ここは柚季のためにも心を鬼にしなくてはなるまい。
 
「俺がイッたら外してやる! 外して欲しけりゃもっとまんこ締めろ! ザーメン欲しいっておねだりしろ!!」

「欲しい! ください! ザーメン! 柚季のおまんこにくださいぃ!!」

「この淫乱店員が!!」

 俺は思い切り尻を引っぱたいた。
 綺麗な白い肌が、真っ赤に腫れて、痛々しい。
 だが、その光景興奮する。

「出すぞ! たっぷりザーメン出してやるから、しっかり受け止めろ!!」

「はい! お兄ちゃんのザーメン、柚季に、あぁっ、あっ、あんっ、激しすぎっ、んっ、あぁぁぁぁ!!」

 毟り取るようにしてクリップを外すと、柚季はイッた。
 柚季が果てるのと同時に、ちんぽもザーメンを膣内に吐き出した。
 ふぅ、と一息吐いてから、ちんぽを引き抜く。だらり、とまんこからザーメンがあふれ出した。
 やはり中だしの醍醐味は、逆流ザーメンだな。
 
「……帰るか。柚季、おい、帰ろう」

「う、うん……ま、待って、服……」





 家に帰ってきた俺達は、再び『ゴリゴリ君』を食していた。
 運動後のアイスは美味い。
 
「お兄ちゃん……私、コンビニでだけは働かない……」

「どうしてだ?」

「だってお兄ちゃん以外の人とエッチするの嫌だもん……」

「柚季……」

「お兄ちゃん……」

 思わずきゅんとして、抱き寄せて頭を撫でてやった。
 柚季のさらさらの髪を撫でながら、「今度は少し優しくセックスするか……」などと、絶対に実行出来そうにないことを考えるのだった。
 



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