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弟子、現る

 ある日の事だ。
 柚季と二人、くつろいでいると、インターフォンが鳴った。
 面倒くさいと思いつつも、玄関を開くと、久しぶりに見る姿があった。
 俺の弟子だった。
 魔法界での決まり事の一つに、『魔法界で魔法を学んだ者は、その知識を弟子へと伝承しなくてはならない』とある。
 それをせず魔法界を出ると、『追放者』と呼ばれ抹消されてしまうのだ。
 師匠に学び、弟子を持つ事で、一人前の魔法使いになる事が出来る。
 
「久しぶりだな。お前もようやく弟子を持ったのか?」

「いえ。私は今、魔法使い協会で働いていて、今日は先日お送りした魔法道具の報告書を受け取りに来ました」

「ああ……そうだったのか。ま、少しはゆっくり出来るのだろう? 上がれよ」

 淡々と説明をしていた彼女だったが、俺の言葉に少し笑みが浮かんだ。
 丁寧に頭を下げてから、俺の後に続いて、リビングに入った。
 
「こんにちは。お兄ちゃんの知り合い?」

「こ、こんにちは。初めまして、私はお兄さんの弟子で、サメリと申します」

 お尻で揺れていた尻尾が、その動きを止めた。緊張しているのだろうか。
 
「……耳?」

 柚季もサメリに付いている、犬耳と尻尾に気づいたのか、不思議そうに首をかしげた。
 
「魔法を教えてる最中の事故でな。俺は治せるが、自分の手で治せるようになるのを、最後の宿題にしている」

 俺の説明に、サメリは、ばつが悪そうに耳を隠した。
 
「どれだけ成長したのか、試してみるか」

「え?」

「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」





 時を止める魔法。
 正確には、時が止まった様に見える異空間を作り出し、そこでの出来事を元の空間、時間軸へと反映させる術だ。
 
「こ、これはどう言う事ですか、師匠」

「見て分かるだろ? 時止めの魔法を発動した。俺の妨害に屈せず、解除してみせろ!」

 妨害と聞いて身構えるサメリだが、甘い。
 伸ばした手が隙間を縫い、漆黒のマント内で、たわわに実った果実を鷲づかみにした。

「ひゃぁっ!?」
 
「胸は少し成長したか?」

 セクハラ中年親父の様な台詞だと、自分で思った。
 柔らかな胸には、以前よりも弾力が感じられた。
 サメリは、空間転移の魔法でソファの上へ移った。
 マントを整え、少し不機嫌そうに言った。
 
「妨害って、そう言う事ですか?」

「そう言う事だ。精神を乱さずに、解除魔法を詠唱出来るか、やってみろ!」

 サメリは、目を閉じて詠唱を始めた。
 対する俺は、武装解除のための魔法を用いて、サメリから衣服を奪う。
 マントは残したので、裸にマントを羽織った状態だ。
 一瞬詠唱が乱れたが、サメリは、すぐに立て直した。
 弟子の成長を嬉しく感じながら、俺は彼女に近づくと、頭頂部に生える犬耳に、息を吹き込んだ。
 
「ひゃっ、あっ、あぁ!」

「どうした? お前が本当に弱いのは、ここでは無いだろう?」

 高度な魔法を解除するのは、同等か、それ以上に高度な詠唱が必要だ。
 今の様に、一度中断してしまえば、最初からやり直しだ。
 改めて詠唱を始めるサメリの背後に回る。
 少し癖のある髪を掻き分け、今度は人間の耳に息を拭きかけた。
 ぶるる、と全身を震わせたサメリだったが、何とか耐えたようだった。
 
「さて、次は最後まで呪文を唱えられるかな?」

 サメリの耳元で囁きながら、お尻に軽く手を置いた。
 手触りの良いマントに覆われた、なだらかな曲線を撫でる。
 時折、鼻にかかった息を漏らすが、詠唱自体は続けられているようだ。
 尻の割れ目に指を沿わせると、サメリの身体がぴくぴくと震えた。
 
「なんだ、感じてるのか?」

 意地悪な質問に、サメリは答えずに詠唱を続けた。
 残りも1/3となった頃、俺は全力でサメリを止めにかかる事にした。
 胸に手を伸ばし、マントの上から、中指で乳首を軽く弾いた。
 
「あっ、ひっ、ぁぁっ!」

「惜しかったな、後少しだったのに」

「ど、どうして、胸には防御魔法をかけてあったのに!」

「俺に解けないとでも思ったか?」

 サメリの最大の弱点は、敏感過ぎる乳首だ。
『妨害』の意味を理解したと同時に防御魔法で対策を講じた様だったが、俺の前では無駄だ。
 すでに勃起し切った乳首を軽く摘まむと、それだけサメリは再起不能となった。
 
「あっ、あっ、あぁぁっ、や、やだぁ」

「嫌だ? 何言ってるんだ、こんなに乳首コリコリさせやがって、淫乱エロ弟子が」

 乳首を引っ張ると、サメリは嬌声上げ、脱力して座り込んだ。
 
「し、師匠……」

 今、サメリの前の前には俺の股間がある。
 勃起したちんぽに押され、もこっりと膨らんだズボンに手を伸ばした。
 エロスイッチも入ってしまったようだ。
 
「まだまだだな、サメリ」

「は、はい……ご指導お願いします……っ」

 上気した顔がこちらを向いた。潤んだ瞳と目が合った。
 ちんぽが脈打ち、我慢汁があふれ出るのを感じた。
 
「良いだろう。たっぷり指導やるから、覚悟しておけ」

 俺は転移の魔法を唱え、ベッドへ移った。
 ぽすっ、とサメリの身体がシーツの上に落ちた。
 目をぱちくりさせて、サメリが言う。
 
「二人同時に転移させるなんて、やっぱり師匠は凄いです」

「褒めても褒めなくても、精子しか出ねーぞ?」

「でも親父臭いです」

 うるせぇ、とは言わずに、マントを払いのけて胸にしゃぶりついた。
 
「ひゃっ、あぁっ、ごっ、ごめんなさいぃ!」

 勃起した乳首を舌を前後左右に動かし、ぐりぐりと押しつぶす。
 
「あぁぁっ、あっ、あぁっ、おっぱい、気持良いッ……!」

 たっぷり虐めた後は、逆に吸い上げる。
 じゅっ、じゅるるっ。
 音を立て、乳首をしゃぶると、サメリの全身がガクガクと震えた。
 口の端から涎を垂らし、みっともなく喘ぐ弟子の姿に、我慢が出来なくなった。
 股間へ手を伸ばす。当たり前の様に、まんこはぬるぬると愛液で濡れていた。
 サメリの身体を裏返し、腰を上げさせた。
 
「尻尾をどけろ」

「でっ、でも……」

「命令だ。見せろ」

 ゆっくりと尻尾が持ち上がり、そこが露になる。
 肛門まで滴り、股全体がてらてらと、妖しい光沢を放っていた。
 
「乳首弄られて、ぐちょぐちょになってるぞ、お前のまんこ」

「うっ、うう、師匠……」

 ズボンを脱ぎ捨て、愛液滴るまんこに、ちんぽを挿入した。
 
「あっ、あぁぁっ、し、師匠の、また大きくっ、んんっ!」

「俺のなにが大きくなったって?」

「そ、そんな事、言わせないでっ、ああぁっ!」

 腰を振りながら、軽く尻を叩いて催促する。
 女の子に卑猥な言葉を言わせたいのは、男の性だろ。
 
「あっ、あぁっ、ちっ、ちんちんっ、です!」

 俺は思わずにやけてしまう。
 この征服感がたまらない。
 
「そうか。サメリはいやらしいな。まんこでちんぽの大きさ測るのか」

「そっ、そんなっ、あっ、あぁっ!」

 ぬちゃぬちゃと音を立て、ピストン運動を繰り返す。
 ふぁさっ、ふぁさっ、と尻尾が腹に触れてくすぐったい。
 
「なあ、お前の実力なら、もう、耳も尻尾も消せるんじゃないか?」

 結果的に、こうしてセックスに勤しんでいるが、サメリは俺が発動した時止めの魔法を解除しようとしていた。
 全く勝算がないなら、動かないのが、サメリの性格だ。何とかなると踏んで詠唱をしていたのだ。
 それが可能ならば、この程度の魔法を解く事は、簡単に出来るはずだ。
 
「そっ、それはっ、あっ、師匠からの宿題だからっ……」

「なに?」

「わっ、私は、もっと、師匠に色んな事をっ、あぁっ、教わりたい、ですっ」

 可愛い事を言いやがって。
 俺はサメリに覆いかぶさるような体勢になり、耳元で語りかける。
 
「魔法使い協会にいるなら、これからも来るんだろ? 魔法もエッチな事も沢山教えてやるよ」

「は、はいっ、やっ、ああぁぁぁあぁぁっ!」

 サメリは「はい」と答えた後も何かを言おうとしていたが、俺が乳首を撫でた事で、それは嬌声に変わった。
 乳首を指で摘まみ、コリコリと扱きながら、ちんぽを出し入れする。
 
「はっ、あっ、あぁぁっ! んっ、んんっ……」

 サメリは言葉の代わりに、口づけをしてきた。
 それを受け入れる。少し辛い体勢だったが、俺は精液がこみ上げて来るのを感じていた。
 激しく舌を絡ませ合い、互いに涎をポタポタ滴らせる中、俺は果てた。
 びゅくっ、びゅく、とちんぽが数回に分けて精液を吐き出した。
 
「あぁぁ……師匠……」

 膣内に注がれる熱いものに、サメリは恍惚の表情を浮かべ、うわ言のように俺を呼んだ。
 俺はちんぽを引き抜き、まんこから、あふれ出した精液を見届けて、支配欲が満たされるのを感じた。
 最後にもう一度、サメリに軽くキスをして、後片づけを始める。
 




 衣服の乱れや、互いの体液を魔法で綺麗した後、リビングへと俺達は戻って来た。
 まだ時は止めたままだが、何か違和感を覚えた。
 
「師匠、……妹さん、動いていないですか?」

「え、いや……」

 言われてみると、柚季は少し動いたようにも見えた。
 
「俺の魔法に抗う力が柚季にあるとは思えないが……」

「師匠と血が繋がっているのなら、潜在能力は高いかと」

「ふーむ……」

 少々魔法を解除するのが恐くなって来た。
 他の女の子とエッチな事をしても許すと言っていたが……。
 とは言え、このままにしておく訳にもいかないだろう。
 魔法を解除すると、柚季は不思議そうに首をかしげていた。
 
「……うーん? 一瞬二人とも居なくならなかった?」

「き、気のせいじゃないか?」

 我が妹ながら、恐ろしい奴だ。
 いつか逆転されないよう、気を付けなくては……。
 
 
 
おわり

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