柚季の中は、熱く潤っていた。
愛液が纏わり付き、柔らかな媚肉がちんぽを締め付ける。
俺は深く息を吐いた。
つい先ほど柚季の口に精を放ったばかりだと言うのに、油断すれば果ててしまいそうだ。
兄の威厳を保つべく、平気な振りをして、柚季の胸に手を伸ばす。
「どうだ? 待ちに待ったおちんぽは、美味しいか?」
ブラジャーなんて物は、魔法でちょちょいちょいだ。
服の上からでも充分に摘まめるほど、柚季の乳首は勃起していた。
クリクリと乳首を弄ってやると、柚季は喘ぎ声混じりに、言った。
「お、あぁっ、美味しいっ、お兄ちゃんのおちんちん、んんっ……あぁぁ……美味しいぃ……!」
挿入前の初々しい様な短いキスが、嘘のように、乱れていた。
リズミカルに腰を振り、「ちんぽが美味しい」と言う。
胸がぶるん、ぶるんと揺れる。
服と擦れ合うのが気持ち良いのか、その度に、柚季は喘ぎ、膣がきゅっと締まった。
「本当、エロい妹だな」
「はぁぁっ、あんっ、お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっ」
俺の言葉も届いていないかの様に、柚季は一心不乱に快楽を貪る。
端正な顔を淫らに崩し、スカートがはだけ、白い尻が露になるのも気にする素振りもなかった。
ぱちゅん、ぱちゅん、と肉がぶつかり合い、溢れ続ける愛液が、糸を引く。
柚季に密着し、手を尻に伸ばす。
指先に触れるのは、瑞々しい肌を覆う、淫らな粘液だ。
「尻までこんなに汚しやがって」
ぴしゃりと張り手を食らわすと、柚季は悲鳴とも取れる甲高い喘ぎ声を上げた。
腰の動きが荒く、激しい物へと変わり始めた。
「ぬちゃぬちゃぬちゃ、音立てやがって、そんなにちんぽが気持ち良いか?」
「うんっ、ちんぽっ、気持ち良いぃっ! あっ、あっ、あぁぁあぁっ! 音鳴っちゃうよぉ……!」
音も鳴るに決まっている。俺の金玉にまで愛液が滴り落ちて来ていた。
「うっ、くぅぅ、あぁぁっ!!」
柚季の腰使いが、一定のパターンを繰り返し始めた。
丁度良い位置を刺激出来る動きを見つけたのだろう。
「そろそろイクのか?」
「あっ、ふっ、あんっ、イクッ、イきたいっ!」
「良いぞ、イケ」
俺も柚季の動きに合わせて、下から突き上げる。
ちんぽが何度も柚季のおまんこを貫き、子宮口をノックする。
柚季のまんこが、精液を搾り取る様に、ちんぽをきつく締め上げた。
「イクッ、イクぅぅッ!!」
叫ぶようにオーガズムを宣言し、柚季は果てた。
最大限まで締まった膣に、ちんぽがねじ込まれる。
ちんぽと膣壁の境目が分からなく様な圧着感の中、俺も柚季に続いて果てた。
びゅっ、びゅっ、びゅっ。
柚季のもっとも深いところで、ちんぽから精液が噴出した。
「柚季、立ち上がって、スカートをめくり上げろ」
よろよろと立ち上がり、柚季は俺の前に立った。
スカートの端を持ち上げ、何も身に着けていない下半身を露出させた。
太ももには愛液が伝い、薄い陰毛に隠れたおまんこから、互いの体液が混ざりあった物が、ぽた、ぽた、と滴り落ちていた。
射精直後の冷めた感覚に移行出来ない程、淫らな姿だった。
*
「もぉ……恥ずかしいよ……」
柚季がクッションに赤らんだ顔をうずめ、悶えている。
帰宅後、冷静になった柚季は、自身の痴態を悔いているようだった。
「周りの奴らの記憶には残ってないぞ?」
「そう言う問題じゃないの!」
ではどう言う問題なのか。
俺はしばし考えた後、答えにたどり着いた。
「分かったよ。今度はクンニの日をしよう」
「そう言う問題でもないよ! 私はただ恥ずかしいの!」
ぷんぷんと怒って歩き去ろうとした柚季だが、ふいに立ち止まった。
「……お兄ちゃんがしたいなら、その日も良いよ」
「クンニの日?」
柚季が小さく頷いた。
このエロ妹め。
俺は股間をもっこりとさせながら、考えておく、とだけ答えるのだった。
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