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フェラチオの日【3】

 柚季の中は、熱く潤っていた。
 愛液が纏わり付き、柔らかな媚肉がちんぽを締め付ける。
 俺は深く息を吐いた。
 つい先ほど柚季の口に精を放ったばかりだと言うのに、油断すれば果ててしまいそうだ。
 兄の威厳を保つべく、平気な振りをして、柚季の胸に手を伸ばす。
 
「どうだ? 待ちに待ったおちんぽは、美味しいか?」

 ブラジャーなんて物は、魔法でちょちょいちょいだ。
 服の上からでも充分に摘まめるほど、柚季の乳首は勃起していた。
 クリクリと乳首を弄ってやると、柚季は喘ぎ声混じりに、言った。
 
「お、あぁっ、美味しいっ、お兄ちゃんのおちんちん、んんっ……あぁぁ……美味しいぃ……!」

 挿入前の初々しい様な短いキスが、嘘のように、乱れていた。
 リズミカルに腰を振り、「ちんぽが美味しい」と言う。
 胸がぶるん、ぶるんと揺れる。
 服と擦れ合うのが気持ち良いのか、その度に、柚季は喘ぎ、膣がきゅっと締まった。
 
「本当、エロい妹だな」

「はぁぁっ、あんっ、お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっ」

 俺の言葉も届いていないかの様に、柚季は一心不乱に快楽を貪る。
 端正な顔を淫らに崩し、スカートがはだけ、白い尻が露になるのも気にする素振りもなかった。
 ぱちゅん、ぱちゅん、と肉がぶつかり合い、溢れ続ける愛液が、糸を引く。
 柚季に密着し、手を尻に伸ばす。
 指先に触れるのは、瑞々しい肌を覆う、淫らな粘液だ。
 
「尻までこんなに汚しやがって」

 ぴしゃりと張り手を食らわすと、柚季は悲鳴とも取れる甲高い喘ぎ声を上げた。
 腰の動きが荒く、激しい物へと変わり始めた。
 
「ぬちゃぬちゃぬちゃ、音立てやがって、そんなにちんぽが気持ち良いか?」

「うんっ、ちんぽっ、気持ち良いぃっ! あっ、あっ、あぁぁあぁっ! 音鳴っちゃうよぉ……!」

 音も鳴るに決まっている。俺の金玉にまで愛液が滴り落ちて来ていた。
 
「うっ、くぅぅ、あぁぁっ!!」

 柚季の腰使いが、一定のパターンを繰り返し始めた。
 丁度良い位置を刺激出来る動きを見つけたのだろう。
 
「そろそろイクのか?」

「あっ、ふっ、あんっ、イクッ、イきたいっ!」

「良いぞ、イケ」

 俺も柚季の動きに合わせて、下から突き上げる。
 ちんぽが何度も柚季のおまんこを貫き、子宮口をノックする。
 柚季のまんこが、精液を搾り取る様に、ちんぽをきつく締め上げた。
 
「イクッ、イクぅぅッ!!」

 叫ぶようにオーガズムを宣言し、柚季は果てた。
 最大限まで締まった膣に、ちんぽがねじ込まれる。
 ちんぽと膣壁の境目が分からなく様な圧着感の中、俺も柚季に続いて果てた。
 びゅっ、びゅっ、びゅっ。
 柚季のもっとも深いところで、ちんぽから精液が噴出した。
 
「柚季、立ち上がって、スカートをめくり上げろ」

 よろよろと立ち上がり、柚季は俺の前に立った。
 スカートの端を持ち上げ、何も身に着けていない下半身を露出させた。
 太ももには愛液が伝い、薄い陰毛に隠れたおまんこから、互いの体液が混ざりあった物が、ぽた、ぽた、と滴り落ちていた。
 射精直後の冷めた感覚に移行出来ない程、淫らな姿だった。
 




「もぉ……恥ずかしいよ……」

 柚季がクッションに赤らんだ顔をうずめ、悶えている。
 帰宅後、冷静になった柚季は、自身の痴態を悔いているようだった。
 
「周りの奴らの記憶には残ってないぞ?」

「そう言う問題じゃないの!」

 ではどう言う問題なのか。
 俺はしばし考えた後、答えにたどり着いた。
 
「分かったよ。今度はクンニの日をしよう」

「そう言う問題でもないよ! 私はただ恥ずかしいの!」

 ぷんぷんと怒って歩き去ろうとした柚季だが、ふいに立ち止まった。
 
「……お兄ちゃんがしたいなら、その日も良いよ」

「クンニの日?」

 柚季が小さく頷いた。
 このエロ妹め。
 俺は股間をもっこりとさせながら、考えておく、とだけ答えるのだった。



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フェラチオの日【2】

 ゆっくりとした動きで、半分程まで、おちんぽが飲み込まれた。
 ここらで、おちんぽへの奉仕に集中させるべく、服に掛けていた透明化の魔法を解いた。
 柚季は口内で舌を小刻みに動かし、裏筋をくすぐる。
 ゾクゾクと快感がこみ上げ、下半身に広がった。
 じんわりとあふれ出た我慢汁を、柚季がちゅーちゅーと吸い上げる中、料理が運ばれて来た。
 柚季はわずかに目を上げ、店員の姿を認めた。おちんぽを深く飲み込み、じっと息を殺しているようだ。

「人が来たからって、お上品になってるんじゃねぇよ。ちゃんとしゃぶれ」

 頬を軽く2、3叩くと、柚季は顔を動かして、おちんぽへの奉仕を再開した。
 全ての料理をテーブルに乗せ、店員は頭を下げて去っていた。
 その股間が、膨らんでいたのを、俺は見逃さなかった。
 
「柚季、お前がちんぽ咥えてる姿見て、さっきの店員、勃起してたぞ」

 柚季がおちんぽから口を離す。
 唾液に塗れたおちんぽの幹を根本から、ゆっくり舐め上げた後、熱い息を吐いた。
 
「恥ずかしいよぉ……」

「とりあえず、ひとまず終わりだ。飯にするぞ」

 柚季に、紙タオルでおちんぽを拭かせてズボンを直した後、俺達は食事を始めた。
 相変わらず、貞操帯の中では突起が振動し、柚季のおまんこを刺激している。
 中々食事も大変そうだ。
 柚季よりも圧倒的に早く食べ終わった俺は、振動の強弱を切り替えて、彼女を弄んで過ごした。
 長い食事を終え、柚季が漏らした淫らな液を、魔法で綺麗に掃除した。
 ファミレスを後にして、俺達は公園へと飛んだ。
 
「じゃ、次は、白昼の公園に突如現れたちんぽをしゃぶり尽くす痴女って、感じで行こうか」

「そ、そんなの恥ずかしいよ」

 俺は黙って振動を強めた。
 身震いする柚季の太ももには、愛液の滴った跡が、いくつかの線を作っていた。
 指でなぞり、掬い取ったそれを、俺はペロリと舐めた。
 
「興奮してるくせに、何言ってるんだよ、早くしろ」

 急かされ、柚季は周囲を確認してから、俺の前に跪いた。
 ズボンを下ろし、おちんぽに舌を伸ばした。
 柚季は、しばらくの間、チロチロと遠慮がちに舐めていた。
 次第に公園でおちんぽを舐めている状況に、慣れて来たのか、大きく口を開いて、ぱくっと咥えた。
 
「よしよし、良い子だ。少しご褒美をやろう」

 早口で呪文を唱え、柚季に新たな魔法を掛けた。
 それは、徐々に『まんこにちんぽを入れて欲しくなる』催眠術に近い、魔法だ。
 おちんぽに奉仕をすればするほど、欲しくてたまらなくなるのだ。
 柚季は、じゅぽじゅぽと音を立ておちんぽをしゃぶり、時折切なげに鼻を鳴らす。
 おちんぽへの誘惑は確実に柚季を侵しているようだ。
 貞操帯からあふれ出し、太ももを伝う愛液の量も増えているように感じた。
 一度口内からおちんぽを引き抜いた。
 柚季がとろんとした瞳を向け、ゆっくりと言う。
 
「お兄ちゃん……もう、柚季の中におちんちんちょうだい……?」

「仕方ない奴だな。こんな公園の真ん中でおちんぽ欲しくなったのか?」

「うん……入れて欲しい」

 俺は、もう少し頑張れ、と伝え、柚季の頭を両手で捕まえた。
 意図を察した柚季が、口を開いた。
 健康的なピンク色の舌に、おちんぽを押し付けるように乗せた。
 腰を突き出し、柚季の喉へ向かっておちんぽを滑らせる。
 裏筋が舌と擦れ合い、亀頭に唾液がまとわりつく。
 気持ち良い。思わず声を漏らしてしまう程だ。
 
「ん、んー……んっ……」

 柚季は頭を固定されたまま、おちんぽによる口内陵辱に耐えている。
 目の端には、涙が滲んでいた。
 その様子に、俺は燃え上がるような興奮を覚えた。
 
「苦しそうだな? ちんぽ入れて欲しい一心で、その苦しさに耐えてるのか」

 俺の言葉に、柚季も興奮したのか、腰の動きに合わせて頭を前後に動かしてくる。
 喉に亀頭がぶつかり、圧迫される。
 それが新たな快感を生み、俺は腰の動きを早めた。
 
「フェラチオの日だからな。一回目は口に出すぞ……っ!」

 柚季がわずかに頷き、ピストン運動とは違った刺激がおちんぽに流れた。
 そろそろ限界の様だった。
 激しい動きに柚季の口元からは大量の涎が滴り落ち、おちんぽは、ぬらぬらと怪しい光沢を放っていた。
 
「だっ、出すぞ……!」

 頭を掴み、小さな柚季の口に、おちんぽを根本までねじ込んだ。
 熱く滾った精液が、おちんぽを駆け上り、勢い良く放たれた。
 びゅっ、びゅるるっ。
 
「んっ、んんっ!」

 苦しげに柚季が呻いている。
 俺は快感の余韻に浸り、はぁはぁと肩で息をする。
 少しの間を置いて、柚季は残り汁まで綺麗に吸い上げ、ちゅぽん、とおちんぽを開放した。
 
「はぁ……はぁ……お兄ちゃん……」

 熱い眼差しが、何かを訴えるように俺に向けられる。
 
「ま、今日はこれで良しとしてやる」

 俺は柚季の腋に手を回し、抱き上げるように立たせた。
 転移の魔法を発動させ、ベンチへ移った。
 俺に跨る様な体勢の柚季に付けていた、貞操帯を消滅させる。
 おちんぽを受け入れる準備を万全にしながら、密閉されていたおまんこから、雌の香りがムワッと立ち上った。
 ぽた、ぽた、と愛液が、丸出しのままのおちんぽに、滴り落ちた。
 柚季が腰を落とした。
 わずかに開いたまんこに、亀頭が触れる。
 一思いに、ずぶりと挿入するかと思いきや、柚季は一度動きを止めた。
 
「……お兄ちゃんのおちんちん、柚季の中に入れても良い?」

「もちろんだ」

 日々の調教の成果を実感し、俺は満面の笑みで、柚季に答えた。
 嬉しそうな顔が近づいてくる。
 俺達は、短いキスを交わした。
 
「入れるね?」

 一言置いて、柚季は完全に腰を落とした。
 ぬちゅ、と音を立てて、おちんぽが柚季のまんこに飲み込まれた。


→【3】へ続く

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フェラチオの日【1】

 ある日の事だ。
 ムラムラしていた俺は、妹である柚季に、一つの提案をした。
 
「今日は一日、あらゆる場所でフェラチオしてくれないか? フェラチオの日だ」

 柚季からの返事はない。
 聞こえていなかったのだろうか。俺はもう一度、同じ台詞を口にした。
 目線を合わせずに柚季が言った。
 
「聞こえてるけど、聞こえてない振りしてるの」

「何故だ? この俺のちんぽをしゃぶり放題なのだぞ?」

「お兄ちゃんだけ気持ち良くなるなんて……ずるいよ……」

 後半は聞き取るのに苦労するほど、小声だった。
 しおらしい態度で俺の情に訴えかけようとしても、無駄だ。
 フェラチオの日を受け入れないと言うなら、強硬手段に出るまでだ。
 
「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」





「うっ……くぅっ……はぁ、はぁ……」

 柚季は顔を上気させて、荒い息を吐いている。
 額にはうっすらと汗が滲む。
 
「どうだ? 俺特製、貞操帯の付け心地は」

「は、外して……お願い……」

 柚季の懇願に対して、何も言わず、俺はスカートをめくり上げた。
 黒いゴム製の貞操帯が露になる。
 鍵穴の無い錠でしっかりと固定されたそれは、俺にしか解く事が出来ない。
 
「俺を満足させる事が出来たら、外してやろう」

 ツルツルとした手触りの貞操帯を撫でる。
 内側には、球形の突起がいくつか付いており、こうして手を沿わせていると、微かに振動が感じられる。
 それが柚季の態度の原因だ。
 
「分かった……約束、ちゃんと守って、ね……?」

 念押ししてから、柚季が俺の前に跪いた。
 ベルトが抜かれ、パンツが膝まで降ろされた。
 すでに勃起しているちんぽに、柚季が舌を伸ばした。
 裏筋を、根本から亀頭へ向けて舐め上げられる。
 快感と、柚季を支配している事への興奮に、背筋がゾクゾクと震えた。
 
 柚季は口を大きく開き、亀頭を咥え込んだ。
 顔を前後に動かし、『抜き』にかかった様に思える。
 温かく、柔らかな口内の感触に、思わず身を委ねそうになるが、まだ射精すべきではない。
 俺は腰を引いて、ちんぽを柚季の口から引き抜いた。
 唾液が糸を引き、柚季は熱っぽい息を吐いた。
 俺がズボンを履き直す動きを見せると、不思議そうに首をかしげている。

「さて、出かけようかな」

「えっ? 外してくれるって……」

 そう言った柚季は、太ももをきゅっと、閉じて、快楽に耐えている様子だった。
 俺は柚季の唇を親指で撫でた。
 
「ああ、外すよ。俺が満足したらな」

 指先に付いた、唾液と我慢汁が混ざった物を舐め取り、俺は柚季に背を向けた。
 柚季はよろよろと立ち上がり、俺の後を追ってきた。
 
「魔法で結界を張ってあるから、外で何をしようと、そこまで干渉して来ない」

「そ、そこまで、って、どう言う事……?」

 通報されたりはしないが、じろじろと見られる事はある。
 そうなる様に、魔法を使ったのだ。
 我ながら、万能過ぎて変な笑いがこみ上げる。
 柚季は訝しみながらも、俺に続いて外へと出た。
 
「まずは……腹ごしらえと行くか」

 空間転移の魔法を利用し、某ファミレスまでやって来た。
 平日の午前中なので、人はまばらにしかいなかった。
 店員に案内され、中年主婦集団の近くに席に通された。
 適当に料理を頼み、柚季に話しかける。
 貞操帯により、秘部を刺激されている事を周囲に悟られまいと、強張った様子だ。
 
「俺を満足させなくて良いのか?」

「え……? でも、ここで……?」

「さっきも言ったが、大事には、ならないよう、手は打ってある」

 それでもなお、柚季は動こうとしなかった。
 ならば仕方あるまい、俺は指を鳴らして、魔法を発動させた。
 柚季が身に着ける、貞操帯以外の物が、全て透明に変じた。
 徐々に服が透け、白い肌がぼんやりと浮かび上がる。
 程よく引き締まったお腹、豊満な胸に、ツンと勃起した乳首。
 
「えっ? い、いやぁっ!!」

 悲鳴を上げて慌てて胸を隠すも、それは裏目に出た。
 却って視線を集める結果となった。
 ひそひそと、冷ややかな声色が上がる。
 
「柚季、早くした方が良いんじゃないか? 昼が近づけば、人はもっと増えるぞ?」

 柚季は顔を赤く染めながら、俺を睨んだ。
 
「もっと恥ずかしい目に遭わないと、理解出来ないか?」

 胸を隠したまま、柚季がテーブルの下へと潜り込んだ。
 彼女が座っていた位置には、滴り落ちた愛液が小さな染みを作っていた。
 股の間に来た柚季は、片手でチャックを開き、おちんぽを取り出した。
 すぐに口は付けず、おちんぽを指先で撫でている。
 我慢汁を塗り広げられる様な、おちんぽの弄り方は心地良くあったが、今日はフェラチオの日だ。
 柚季を急かそうと、貞操帯内の振動を激しくしようと思ったが、先に柚季が口を開いた。
 
「柚季の事虐めて、お兄ちゃん、興奮した?」

「ああ……まあな……」

 気恥ずかしくて、ぶっきらぼうに言ってしまったが、柚季は満足したようだ。
 ふふ、と笑ってから、おちんぽを口に含んだ。


→【2】へ続く

◆目次へ戻る

弟子、現る

 ある日の事だ。
 柚季と二人、くつろいでいると、インターフォンが鳴った。
 面倒くさいと思いつつも、玄関を開くと、久しぶりに見る姿があった。
 俺の弟子だった。
 魔法界での決まり事の一つに、『魔法界で魔法を学んだ者は、その知識を弟子へと伝承しなくてはならない』とある。
 それをせず魔法界を出ると、『追放者』と呼ばれ抹消されてしまうのだ。
 師匠に学び、弟子を持つ事で、一人前の魔法使いになる事が出来る。
 
「久しぶりだな。お前もようやく弟子を持ったのか?」

「いえ。私は今、魔法使い協会で働いていて、今日は先日お送りした魔法道具の報告書を受け取りに来ました」

「ああ……そうだったのか。ま、少しはゆっくり出来るのだろう? 上がれよ」

 淡々と説明をしていた彼女だったが、俺の言葉に少し笑みが浮かんだ。
 丁寧に頭を下げてから、俺の後に続いて、リビングに入った。
 
「こんにちは。お兄ちゃんの知り合い?」

「こ、こんにちは。初めまして、私はお兄さんの弟子で、サメリと申します」

 お尻で揺れていた尻尾が、その動きを止めた。緊張しているのだろうか。
 
「……耳?」

 柚季もサメリに付いている、犬耳と尻尾に気づいたのか、不思議そうに首をかしげた。
 
「魔法を教えてる最中の事故でな。俺は治せるが、自分の手で治せるようになるのを、最後の宿題にしている」

 俺の説明に、サメリは、ばつが悪そうに耳を隠した。
 
「どれだけ成長したのか、試してみるか」

「え?」

「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」





 時を止める魔法。
 正確には、時が止まった様に見える異空間を作り出し、そこでの出来事を元の空間、時間軸へと反映させる術だ。
 
「こ、これはどう言う事ですか、師匠」

「見て分かるだろ? 時止めの魔法を発動した。俺の妨害に屈せず、解除してみせろ!」

 妨害と聞いて身構えるサメリだが、甘い。
 伸ばした手が隙間を縫い、漆黒のマント内で、たわわに実った果実を鷲づかみにした。

「ひゃぁっ!?」
 
「胸は少し成長したか?」

 セクハラ中年親父の様な台詞だと、自分で思った。
 柔らかな胸には、以前よりも弾力が感じられた。
 サメリは、空間転移の魔法でソファの上へ移った。
 マントを整え、少し不機嫌そうに言った。
 
「妨害って、そう言う事ですか?」

「そう言う事だ。精神を乱さずに、解除魔法を詠唱出来るか、やってみろ!」

 サメリは、目を閉じて詠唱を始めた。
 対する俺は、武装解除のための魔法を用いて、サメリから衣服を奪う。
 マントは残したので、裸にマントを羽織った状態だ。
 一瞬詠唱が乱れたが、サメリは、すぐに立て直した。
 弟子の成長を嬉しく感じながら、俺は彼女に近づくと、頭頂部に生える犬耳に、息を吹き込んだ。
 
「ひゃっ、あっ、あぁ!」

「どうした? お前が本当に弱いのは、ここでは無いだろう?」

 高度な魔法を解除するのは、同等か、それ以上に高度な詠唱が必要だ。
 今の様に、一度中断してしまえば、最初からやり直しだ。
 改めて詠唱を始めるサメリの背後に回る。
 少し癖のある髪を掻き分け、今度は人間の耳に息を拭きかけた。
 ぶるる、と全身を震わせたサメリだったが、何とか耐えたようだった。
 
「さて、次は最後まで呪文を唱えられるかな?」

 サメリの耳元で囁きながら、お尻に軽く手を置いた。
 手触りの良いマントに覆われた、なだらかな曲線を撫でる。
 時折、鼻にかかった息を漏らすが、詠唱自体は続けられているようだ。
 尻の割れ目に指を沿わせると、サメリの身体がぴくぴくと震えた。
 
「なんだ、感じてるのか?」

 意地悪な質問に、サメリは答えずに詠唱を続けた。
 残りも1/3となった頃、俺は全力でサメリを止めにかかる事にした。
 胸に手を伸ばし、マントの上から、中指で乳首を軽く弾いた。
 
「あっ、ひっ、ぁぁっ!」

「惜しかったな、後少しだったのに」

「ど、どうして、胸には防御魔法をかけてあったのに!」

「俺に解けないとでも思ったか?」

 サメリの最大の弱点は、敏感過ぎる乳首だ。
『妨害』の意味を理解したと同時に防御魔法で対策を講じた様だったが、俺の前では無駄だ。
 すでに勃起し切った乳首を軽く摘まむと、それだけサメリは再起不能となった。
 
「あっ、あっ、あぁぁっ、や、やだぁ」

「嫌だ? 何言ってるんだ、こんなに乳首コリコリさせやがって、淫乱エロ弟子が」

 乳首を引っ張ると、サメリは嬌声上げ、脱力して座り込んだ。
 
「し、師匠……」

 今、サメリの前の前には俺の股間がある。
 勃起したちんぽに押され、もこっりと膨らんだズボンに手を伸ばした。
 エロスイッチも入ってしまったようだ。
 
「まだまだだな、サメリ」

「は、はい……ご指導お願いします……っ」

 上気した顔がこちらを向いた。潤んだ瞳と目が合った。
 ちんぽが脈打ち、我慢汁があふれ出るのを感じた。
 
「良いだろう。たっぷり指導やるから、覚悟しておけ」

 俺は転移の魔法を唱え、ベッドへ移った。
 ぽすっ、とサメリの身体がシーツの上に落ちた。
 目をぱちくりさせて、サメリが言う。
 
「二人同時に転移させるなんて、やっぱり師匠は凄いです」

「褒めても褒めなくても、精子しか出ねーぞ?」

「でも親父臭いです」

 うるせぇ、とは言わずに、マントを払いのけて胸にしゃぶりついた。
 
「ひゃっ、あぁっ、ごっ、ごめんなさいぃ!」

 勃起した乳首を舌を前後左右に動かし、ぐりぐりと押しつぶす。
 
「あぁぁっ、あっ、あぁっ、おっぱい、気持良いッ……!」

 たっぷり虐めた後は、逆に吸い上げる。
 じゅっ、じゅるるっ。
 音を立て、乳首をしゃぶると、サメリの全身がガクガクと震えた。
 口の端から涎を垂らし、みっともなく喘ぐ弟子の姿に、我慢が出来なくなった。
 股間へ手を伸ばす。当たり前の様に、まんこはぬるぬると愛液で濡れていた。
 サメリの身体を裏返し、腰を上げさせた。
 
「尻尾をどけろ」

「でっ、でも……」

「命令だ。見せろ」

 ゆっくりと尻尾が持ち上がり、そこが露になる。
 肛門まで滴り、股全体がてらてらと、妖しい光沢を放っていた。
 
「乳首弄られて、ぐちょぐちょになってるぞ、お前のまんこ」

「うっ、うう、師匠……」

 ズボンを脱ぎ捨て、愛液滴るまんこに、ちんぽを挿入した。
 
「あっ、あぁぁっ、し、師匠の、また大きくっ、んんっ!」

「俺のなにが大きくなったって?」

「そ、そんな事、言わせないでっ、ああぁっ!」

 腰を振りながら、軽く尻を叩いて催促する。
 女の子に卑猥な言葉を言わせたいのは、男の性だろ。
 
「あっ、あぁっ、ちっ、ちんちんっ、です!」

 俺は思わずにやけてしまう。
 この征服感がたまらない。
 
「そうか。サメリはいやらしいな。まんこでちんぽの大きさ測るのか」

「そっ、そんなっ、あっ、あぁっ!」

 ぬちゃぬちゃと音を立て、ピストン運動を繰り返す。
 ふぁさっ、ふぁさっ、と尻尾が腹に触れてくすぐったい。
 
「なあ、お前の実力なら、もう、耳も尻尾も消せるんじゃないか?」

 結果的に、こうしてセックスに勤しんでいるが、サメリは俺が発動した時止めの魔法を解除しようとしていた。
 全く勝算がないなら、動かないのが、サメリの性格だ。何とかなると踏んで詠唱をしていたのだ。
 それが可能ならば、この程度の魔法を解く事は、簡単に出来るはずだ。
 
「そっ、それはっ、あっ、師匠からの宿題だからっ……」

「なに?」

「わっ、私は、もっと、師匠に色んな事をっ、あぁっ、教わりたい、ですっ」

 可愛い事を言いやがって。
 俺はサメリに覆いかぶさるような体勢になり、耳元で語りかける。
 
「魔法使い協会にいるなら、これからも来るんだろ? 魔法もエッチな事も沢山教えてやるよ」

「は、はいっ、やっ、ああぁぁぁあぁぁっ!」

 サメリは「はい」と答えた後も何かを言おうとしていたが、俺が乳首を撫でた事で、それは嬌声に変わった。
 乳首を指で摘まみ、コリコリと扱きながら、ちんぽを出し入れする。
 
「はっ、あっ、あぁぁっ! んっ、んんっ……」

 サメリは言葉の代わりに、口づけをしてきた。
 それを受け入れる。少し辛い体勢だったが、俺は精液がこみ上げて来るのを感じていた。
 激しく舌を絡ませ合い、互いに涎をポタポタ滴らせる中、俺は果てた。
 びゅくっ、びゅく、とちんぽが数回に分けて精液を吐き出した。
 
「あぁぁ……師匠……」

 膣内に注がれる熱いものに、サメリは恍惚の表情を浮かべ、うわ言のように俺を呼んだ。
 俺はちんぽを引き抜き、まんこから、あふれ出した精液を見届けて、支配欲が満たされるのを感じた。
 最後にもう一度、サメリに軽くキスをして、後片づけを始める。
 




 衣服の乱れや、互いの体液を魔法で綺麗した後、リビングへと俺達は戻って来た。
 まだ時は止めたままだが、何か違和感を覚えた。
 
「師匠、……妹さん、動いていないですか?」

「え、いや……」

 言われてみると、柚季は少し動いたようにも見えた。
 
「俺の魔法に抗う力が柚季にあるとは思えないが……」

「師匠と血が繋がっているのなら、潜在能力は高いかと」

「ふーむ……」

 少々魔法を解除するのが恐くなって来た。
 他の女の子とエッチな事をしても許すと言っていたが……。
 とは言え、このままにしておく訳にもいかないだろう。
 魔法を解除すると、柚季は不思議そうに首をかしげていた。
 
「……うーん? 一瞬二人とも居なくならなかった?」

「き、気のせいじゃないか?」

 我が妹ながら、恐ろしい奴だ。
 いつか逆転されないよう、気を付けなくては……。
 
 
 
おわり

魔法使いの仕事


 ある日の事だ。
 自室で性技に関して書かれた書物を読んでいた俺は、ノックの音で顔を上げた。
 扉が開かれ、ダンボール箱を抱える柚季が現れた。
 
「お兄ちゃんに荷物が届いたけど……通販で何か買ったの?」

「魔法界からかな?」

「魔法界?」

 柚季が首をかしげるので、俺はさっくりと『その世界』について話した。
 魔法使いが多く住む事、俺達が生活する人間界とは別次元にある事、俺がそこで魔法を学んだ事などだ。
 
「ふーん……私はてっきり、生まれつき魔法が使えると思ってた」

「稀にそんな奴もいるようだが、基本的に魔法は人から人へ伝えられる技術だ」

 話を続けながら、柚季から受け取った荷物を開く。
 やはり魔法界からの送られたようだ。
 薬草や魔法道具などが、いくつも詰まっていた。
 
「なにそれ?」

「これは、魔法界で新たに発見された物だ。軽く調べて結果を魔法界に送れば、少しかお小遣いがもらえるぞ」

「ああ……。どこから生活費が出てるのか疑問だったけど、そう言う事だったんだ」

「……と、言う訳で、この薬草を試してみるか!」

「え?」

「俺の魔法を見せてやろぉぉ!!」




 
 吸収系の魔法を用い、薬草から水分を奪い取り、乾燥させた。
 手の平で干からびたそれを、宙に放り上げる。
 カサッと音を立てた薬草に、上下から目に見えぬ力で衝撃を与え、粉末状に、砕いた。
 俺の操る風に乗せて、粉末を柚季に吸わせた。
 
「有害な物ではないと思うが……」

 もし悪いものなら、すぐに綺麗さっぱり柚季の身体から取り除く用意が俺にはあった。
 
「……?」

 首をかしげながら、柚季が部屋を出て行こうとする。
 
「おい、待て」

 その腕を掴むと、柚季が真っ赤な顔をして叫んだ。
 
「はっ、離して!」

「なんでだよ。薬草の効果で何か変わったか?」

「な、何だか急に恥ずかしくなった!」

 言うと、柚季は俺の腕を振り払い、自室へ逃げ込んだ。
 なるほど。
『魔法界』の薬草には、感情の一部を増長させる効果を持つ種があると聞いた事がある。
 今回は、柚季の羞恥を高めた。
 その効果から、名付けて――
 
「恥ずかしがり草(そう)だな……」

 魔法界への報告のために、もう少し色々と柚季を調べなければ。
 服を脱がせて見たり、徹底的に辱めて見たり、調査案はいくつも浮かぶ。
 ふふ、飽くなき探究心に、ちんぽもやる気だ。
 俺は股間を膨らませて柚季の部屋へと突撃する。
 
「おりやぁ! 逃げても隠れても無駄だぞ!」

 腰を突き出し、股間のもっこりを強調する。
 柚季は、視界にそれが入ると、悲鳴をあげた。
 
「きゃぁっ、やだ、お兄ちゃんっ! 自分の部屋に戻ってよ!」

 ふふふ……。
 ちんぽぉ、などと呆けた声で涎を滴らせる淫乱な妹も良いが、初々しいのも悪くない。
 
「何が嫌だって? これか?」

 俺はジッパーを開き、ちんぽをにょきりと露出させた。
 赤黒い亀頭の先端からは、すでに先走り汁が滴っていた。
 部屋の隅に逃げ、両手で顔を覆う柚季に接近する。
 
「ほらほら~、ちんぽだぞぉ~」

 楽しくなって来た俺は、ちんぽを左右に振りながら歩く。
 
「や、やだ、来ないで!」

 顔を覆っている手の甲に、ちんぽを当てて、我慢汁を擦り付ける。
 ぬちゃと音を立てた欲情の証に、柚季は弱々しく「やめて」と言った。
 俺はさらに、柚季を追い詰める。
 
「手を離してちんぽを見ろ。命令だ。歯向かうなら、全裸にして人通りの多い、街なかのベンチに設置するぞ」

 それでも中々手を離さなかったので、強引に腕を引っ張った。
 柚季は頬を真っ赤にして、伏し目がちにちんぽを見た。
 
「どこが恥ずかしいか言ってみろ」

「え、ええ!? だ、だって、大きくなってるし、液も……」

「ほう……。なるほど」

 良く分かったと、頷き、俺はある魔法を行使すべく、詠唱を始めた。
 身体を麻痺させる魔法だが、通常よりも威力を落としてある。
 魔法が発動し、柚季の全身から力が抜けたようだ。
 困惑する柚季を抱きかかえ、パンツに手を滑り込ませた。
 
「そんなに恥ずかしがりながら、ちんぽを見て、こんなに濡らしているのは、どう言う事だ?」

 薄めの陰毛に覆われた恥丘を過ぎ、熱く潤う割れ目に指を沿わせた。
 ビクッと身体を震わせる柚季。

「ち、違う、これは……」

「何が違うんだ?」

 俺から脱がれようとするも、今の柚季にはその力を出す事は出来なかった。
 腕の中でもそもそと動くだけだった。
 パンツから手を引き抜き、指先に付いた愛液を目の前で糸引かせる。
 濡れ光る中指と、親指の間に淫らな橋が架かった。
 
「いやぁ、やめて、お兄ちゃん……」

「やめてじゃねぇよ。勝手に興奮してまん汁垂らしてるのは柚季だろ?」

 目を閉じ、首を横に振る柚季。
 
「いやいやじゃねぇよ!」

 柚季をベッドに放り投げる様にして移動させる。
 四つん這いの格好になるよう腰を持ち上げた。
 オレンジ色のスカートが揺れ、太ももをより魅力的に見せる。
 スカートをめくり上げ、パンツをずり下ろした。
 露になった性器を、慌てて隠そうとする柚季だが、俺はその手を払いのけた。
 顔を近づけ、わざとらしく息を吸い込む。
 
「いやらしい匂いさせやがって!」

 悲鳴をあげる柚季だが、かまわずに、ガチガチに勃起したちんぽをそこへねじ込む。
 熱く湿った割れ目に、ちんぽが飲み込まれる。
 
「うっ、はぁ……。簡単にちんぽ咥え込んだな。この雌犬が!」

 尻を叩くと、柚季は再び悲鳴をあげた。
 ゆっくりとピストンを始める。
 肉がぶつかり合い、あふれ出る愛液が粘着質な音を奏でる。
 
「どうした? 恥ずかしがってたわりに、どんどん濡れて来てるじゃないか!」

「や、やだぁっ! やっ、あっ、ああぁぁっ!!」

 まんこがきゅっと締まった。
 羞恥が快感と興奮に変わり始めているようだ。
 俺は調子に乗って、腰の動きを早めた。
 
「四つん這いで犯されて、喘いでる癖に、何がちんぽ見て恥ずかしいだっ!」

「あっ、あっ、あぁぁぁっ! やっ、やだぁぁっ!」

 柚季を責めている内、俺は限界を感じ始めていた。
 反応の新鮮さに興奮しているのか、いつもよりちんぽが敏感だ。
 射精の前に、もう一声苛める事にした。
 
「柚季。自分は恥ずかしい事をされて興奮する変態です、そう言え」

「やっ、やだぁっ! そんなの、あぁっ、言えないぃ!」

 俺は全力で尻を引っぱたいた。
 柚季は痛いと悲鳴を上げるが、俺は黙って尻を叩き続ける。
 言うまで止める気はなかった。
 やがて、柚季が痛みに耐えかねて、折れた。
 
「やっ、あっ、分かった! 言う、言うから、あぁぁっ!!」

「だったらさっさと言え! 言ってみろ!」

「ゆっ、柚季はっ、は、恥ずかしい事されて、あっ、興奮する、んっ、変態です!」

 ぞくぞくと背筋を伝う、征服感。
 限界だ。
 
「良く言えたな。ご褒美にその変態まんこにたっぷり射精してやるから、喜べ!」

 柚季の腰をがっしりと掴み、激しく腰を振る。
 ぽたぽたと愛液が滴り、柚季が絶叫に近い嬌声を上げた。
 びゅっくっ、びゅるっ。
 膣の最奥で、俺は果てた。
 まだ硬いままのちんぽを引き抜き、残り汁を尻に塗りつけた。
 
「あっ、あぁぁ……ずるいよ、お兄ちゃん」

 柚季が、精液がこぼれ落ちるまんこに指を入れた。
 どうやら『恥ずかしがり草』の効果が切れたようだ。
 
「あっ、あぁ、お兄ちゃんの精液、どろどろしてるぅ、あぁぁっ」

 くちゅくちゅと音を立ててオナニーに耽る柚季。
 そう言えば柚季をイかせていなかった。
 中出しされた直後のまんこを弄る姿に、俺も興奮して来た。
 柚季の顔側へと回り、愛液と精液に濡れたちんぽを差し出す。

「あ、はっ、お兄ちゃんのっ、ちんぽ、いやらしい、んっ、んく、ん……」

 ためらいなくそれを咥え、じゅぽじゅぽと、しゃぶり出す。
 徐々にフェラチオが雑になり、柚季の息が荒くなる。
 
「い、いく、お兄ちゃんっ、柚季、イっちゃう……!」

 俺はその言葉と同時に、頭を掴んでちんぽを根本まで口内に突き刺した。
 
「んぐっ、んーっ! んんー!!」

 喉の奥で吐き出された精液の感触で、柚季も果てたようだった。
 
 



 俺は自室で一人、机に向かっていた。
『魔法界』への報告書を作成するためだった。

「んーむ……」

 中々筆が進まずにいると、シャワーを浴び終えた柚季がやって来た。
 ピンクのバスタオルに包まれた谷間に、ムラムラしてくるが、まずは報告書を仕上げなくては。
 
「あんなので、薬草を調べた事になったの?」

「他にも試したい事はあったけど、充分だ。ただ、どう書けば良いのか……」

 柚季は髪を乾かして来る、と部屋を出て行った。
 しばらく悩んだ後、俺は報告書に記した。
 
『これを女の子に使ってエッチな事をするととても楽しいです』

 我ながら、分かりやすく、的確な調査報告だ。
 満足げに頷いていると、いつのまにか部屋へ戻って来ていた柚季が、背後で呆れた顔をしていた。
 
 
おわり

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